プロローグ
俺はロリコン変態男子高校生、笹原こん。
周りの皆からは、『未来のヒキニート』として認識されている。
言っとくが、別に俺はコミュ障でもなければ、ヒキニートでもない。
ただ、ちょっとだけ幼女が好きで、アダルティーなことを教えたいだけだ。
事実、この前いとこのロリに「お兄ちゃんのこれをお口に咥えるんだよーっ」と、
フェ◯を教えてみた。が、
「何言ってんの?兄ちゃ、気持ち悪い」
と、ものすごい顔で罵倒された。
まあ、ドMだから逆にご褒美だと思ったけどね。
そんな俺には、同じような友達、というか変態仲間がいる。
俺は毎日そいつらと馬鹿やって暮らしていた。
自由気ままに暮らしていた。
が、ある日。
思っても見ないことが起きた。
その日はとても暑い日の朝で、窓を開けても風なんか入ってきやしなかった。
ベッドの上で寝転ぶ俺も汗びっしょりで、何かを考えられるような状態じゃなかった。
「あー、くそあっつ。ロリ犯してぇー」
そんなとき、ふと気がついた。
腹部の辺りが、ひんやりとしていて気持ちいい。
腹部の方へと目をやると、そこには、
着物姿に長剣を背負った、おかっぱで5歳くらいの女の子が乗っていた。
『おはようございます!ご主人たまぁっ!!』
なーんて、言葉を期待した俺が馬鹿だった。
その子はこちらに気付いたようで、こちらに目を合わせた。
そして、むっつりと膨れて、どうも、とだけ言った。
どうやら、俺のさっきの独り言を聞いて、不快になったのかもしれない。てか、まずいつからいたんだろこの子。
大きな目をぱちぱちさせながら、その子は言った。
「初めまして。あたしは〝桜〟に〝花〟と書いて、〝おうか〟と申します。突然ですが、貴方の家で一緒に暮らさせていただけないでしょうか?変態豚野郎。」
「へ?」
幼女には似合わない口調での説明と、急な罵倒に思わず間抜けな声が出てしまった。
ちなみに言うと、俺は一人暮らしなので、別に親に許可をとることはしなくても良い。
そんな俺は、
「もちろんオッケーでございます、ご主人様ああああっ!!!」
大歓迎だった。
だってだって、幼女と毎日一緒なんだよ?
これで、いつでも夜這いができる。
この日から、俺の家にはもう一人の住人が増えた。