前へ目次 次へ 2/11 契約 「虎?」 「なんだ、それは?」 「いや、目の前にいるのが虎っぽいなって」 「あぁ……そうか」 グルルル…… 「倒して、リク君」 「分かった」 虎の魔物が、レイに向かって跳びかかる。 「迎撃して」 「了解」 ――グァ……。 虎の魔物は、そのまま地に崩れ落ちた。 「晩ご飯にしよっか!」 「……何か複雑だな」 「リク君が言ったんじゃん。 契約によって、悪魔は力が増すって」 彼女は当然のように言う。 「弱い私の命令は絶対、って契約したから戦えてるんだよー」 「……確かに、そうだが」