ごほうび
無事に?マンドラゴラを埋めて、屋敷に戻る。なんかもう、干からびたマンドラゴラの感触ってなんとも言えない。はあ、美味しいもの食べたい。
叔父たちは興奮冷めやらぬ様子で、明日もマンドラゴラの様子を見に来ることにしていた。
ぜひ、頑張って頂きたい。
パックがここに泊めてよ!というので、泊めてあげることにし、一緒に夕食を食べている。
「わあっ、このお肉柔らかいね、ホロホロに煮込んであって。ジャガイモもホクホクだね!美味しいねえ、おかわり?していいの!?わあい、嬉しいな、ありがとう!」
ビーフシチューを食べて感動を伝えてくれるパック。どうも、考えたことがすぐに口から出るようだ。
ホントだね、美味しいね。
疲れた体に沁み入るビーフシチュー。思えば、転生してから、家族以外と夕食をともにするのは初めてかもしれない。
パックは良く食べ、よく喋る。こんな賑やかな食卓を囲むのも楽しい。
「今日は、ジルの部屋で寝かせてよ!」
聞き捨てならないセリフが。私、一緒に叔父様と寝たことないのに!
「パックは寝相が悪すぎて蹴られちゃうから、ベッドは別々が良いかな。」
おっと、まさかの同衾済?ゆるせん。
「じゃあ、ソニアの部屋で寝かせてよ!」
「それは無理。」
私かよ、と思った瞬間、叔父が一言否定して終わった。瞬殺だった。
結局、客間あるんだし、ということでパックは一人優雅に寝てもらうことにした。
客間に案内すると、ベッドがふかふかしてる!とか、湯浴みの用意してもらっちゃってありがとう!とか、元気よく部屋をチェックし、まずまず、気に入ってもらえたようだ。
明日、また、一緒にマンドラゴラに会いに行こうねと言われたので、笑ってごまかしておいた。
パックの部屋を出て、叔父と二人廊下を歩く。
私の部屋まで送ってもらいながら、パックの好きな食べ物などを聞く。うちにいる間、それなりに楽しんでほしいし。
部屋の前に着くと、叔父は私のおでこに軽く口づけた。
「お休みソニア。良い夢を。」
頑張ってマンドラゴラ埋めて本当に良かった。相当良い夢、見れそうだ。




