表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/96

第2話 話し合い

お待たせ致しましたー


「じゃ、いつ行く? お店あるから……最短でも明後日?」


「……せやなあ」


「……そうですね」



 一応、双樹(そうじゅ)にも定休日があります。


 休日は登山客の方が駅を利用するのと、そこそこ観光地として名が知れていますので……休日は逆に営業日。


 定休日は、その翌日の月曜日……たまに、仕入れの関係で木曜日は不定休ですけど、颯太(ふうた)君もそこそこ通いなれてきましたので、把握してくださっているようです。



「俺も都合ええ日やと……」



 賢也(けんや)君はスマホのカレンダーアプリを開き、スケジュールを確認されました。僕は少しアナログな部分もあるので、まだ手帳を扱っていますが。こう言うのは人によりけりです。



「……明後日やな」


柊司(しゅうじ)君は〜?」


「僕も、明後日なら大丈夫です」



 沙羅(さら)ちゃんは人間ではないせいか……基本的に体調を崩すことがありません。今も、お腹いっぱいコーヒーと豆カスを食べたおかげか……ぐっすりとバギーの中で眠っています。


 行くと決まれば……何か手土産を。と考えていますと、颯太君が『ふふ』と微笑みました。



「柊司君、手土産ならさっきの『心の欠片』でいいよー?」


「え?」


「まだ換金してないから、正確な値はわかんないけど……美麗(みれい)なら飛び上がるくらい喜ぶんじゃないかな?」


「……そんなもんなん?」


「そんなもの、じゃないよ? あの欠片は……間違いなく、価値は高い」



 あの髪留めの姿を見せた、『心の欠片』というのは……そんなにも価値があるのでしょうか?


 颯太君が言ってくださっても……なかなか実感が湧かないものです。


 とりあえず、美麗さんのお店に行くまで……やはり、手土産はと。僕が手製のチョコチップクッキーを家で作って持っていくことにしました。


 沙羅ちゃんが興味を持って、クッキーをひとかけら食べさせても……やはり、リバース確定でした。


 集合場所は、夏祭りの時と同じく……あの鳥居前です。どうやら、颯太君の言うルートを辿るとそこが都合の良い場所だそうで。



「……柊司。結構めかし込んでいるなあ?」


「賢也君は、ラフ過ぎますよ」



 お世話になっている方のところへご挨拶に行くのです。


 赤ちゃん用のバギーに、ふわもこうさぎちゃんスタイルの沙羅ちゃんと……違和感があるかもですが、やはりスーツで決めなくては!!


 颯太君が来た時には、いくらか苦笑いされてしまいましたが。



「じゃ、お祭りの時のように……僕から離れないで?」



 賢也君と頷き合ってから……鳥居をくぐります。


 少し、頭がグニャッとしましたが……颯太君から離れないように気をつけて、沙羅ちゃんのバギーをゆっくり押します。


 一分も経たないうちに、景色は鳥居を普通にくぐった時とは違う街並みが見えて。


 まるで、修学旅行で巡った京都のような和風の街並みに出てきました。



「……ここが」



 妖怪さん達の、生活する場所なのでしょうか?

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ