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第3話 主の親友

お待たせ致しましたー



「おーい、来たで〜」



 客ではない、ヒトが来た。


 沙羅(さら)もよく知っているヒトだ。


 我孫子(あびこ)賢也(けんや)


 沙羅の主である、三ツ矢(みつや)柊司(しゅうじ)殿の……幼馴染みであり、『親友』と言うものらしい。


 摂津(せっつ)の国言葉を話す男だが、出身とやらは……主と同じ、尾張か三河だそうだ。家系……と言うものだそう。


 賢也は、沙羅と目が合えば……少し鋭い瞳を緩ませ、沙羅の本体である頭のかぶりもの越しに、撫でてくれた。


 悪いやつでは……ないのだ。


 最初、沙羅が赤子に転化した際には……色々反対はしていたが。



「沙羅! お前の好きそうなもん、また買ってきたで!」


「う?(また?)」



 主に害のない存在だと……沙羅のことがわかれば、賢也も沙羅の事を気にかけ、色々用意してくれるようになった。


 主に手拭きを手伝ってもらいながら……床に敷いた、『らぐまっと』と言うものの上に沙羅をおろし……たくさんの品物を広げてくれた。



「わぁ! 服ですか!?」


「ええやろ?」



 出してくれたのは……服。


 もこもこした……(だいだい)や紫、黒と言った色彩の服達だった。


 コウモリや南瓜の意味がわからないが。



「あ、この組み合わせは……ハロウィン?」


「せや。隣町が、毎年商店街あげてハロウィンイベントやるんよ。んで、うちも出張参加出来んか柊司に聞きにきたんや」


「と言いつつ、主催側には参加すると提出したのでは?」


「流石にせんわ」



 何やら……楽しげなことがあるらしい。


 主は、今でこそだいぶ回復しているものの……心と身体の『病』に犯されている。少しずつ……沙羅のケサランパサランとしての力を与えてはいるが……それもほんのわずかだ。


 あやかしもだが、人間はその病にかかると……薬を頼りにしないと酷い状態になってしまう。


 まるで、術にかかったかのように……そんなこと、主には相応しくない!


 沙羅がいるのだから……絶対に完治させるんだから!!

次回は45分〜

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