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第4話『時短おはぎ』

お待たせ致しましたー

 颯太(ふうた)君のいきなりの登場にはだいぶ慣れてきましたが。



「材料もですが……器具などが無いですよ?」



 このお店のメインは、あくまでコーヒー。


 フードメニューは、本当に簡単なもの以外だと洋食用の鍋やフライパンしかありません。



「そりゃ、もちろん。僕が用意してあげるよ!」



 袷から扇子を取り出して、開いて軽く左右に扇ぐと。



「うわ!?」



 僕が驚くのも無理ありません。


 調理台の上に、蒸し器一式に砂糖や小豆の袋などが……いきなり出てきたのですから!?



「では、僕も加わって良いのでしたら……時短であんこを仕込みますが」


「……今からですか?」



 普通に作れば、物凄く時間がかかりますのに……?


 もしくは、火坑(かきょう)さんも妖怪さんですから、颯太君のように何か魔法か何かを扱えるかもしれません!


 いえ、変身してたので既に見せてくださいましたね?



「店長さん、火坑さんの魔法は凄いんですよ。まるでファンタジーのようで」


美兎(みう)さんも一応は人間じゃなくなっているんですよ?」


「そ、それはわかっているんですけど……まだ成り立てなので実感が湧かなくて」


「可愛いお嫁さんだね、大将〜」


「ありがとうございます」



 火坑さんが席を立つと、ふーッと言う具合に服が洋服から板前さんが着るような……紺色の割烹着に早変わりしたんです!?



「あ、うー!! あうー!」



 沙羅(さら)ちゃんもびっくりしたのか、『きゃっきゃ』とはしゃいでくださいました。


 火坑さんは僕にひと言断ってから、厨房に入られると……カウンター越しでもわかっていましたが、結構背が高いです。



「では、作りましょうか?」


「ご教授、お願いします」


「まずは小豆を軽く洗うところから」



 プロの料理人の方に教わりながら……あんこの仕込みをするのは、とても新鮮でした。手際が良いのはもちろん……美兎さんが魔法と言っていた、不思議な術とやらも。


 何故か、キッチンタイマーを貸して欲しいと言われた時には驚きましたが……すぐに理由がわかりました。


 火坑さんが、すぐに操作すると……煮ていた小豆や蒸してたもち米とかが、あっと言う間に出来上がったんです!?



「す……凄いです!!?」


「僕の店でも、頻繁には扱いませんが」



 とにかく、まだ一時間も経っていないのに……おはぎの準備が出来てしまったんです。


 美兎さんもですが、沙羅ちゃんと颯太君も可愛らしく拍手してくださいましたよ。


 そこから、沙羅ちゃん用には小さなおはぎをこしあんや粒あんでいくつか。


 僕ら大人用には、大きめの普通のおはぎを作りましたとも。とっても美味しそうです!!

次回はまた明日〜

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