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エリオット殿下何を考えているのですか?

うまれて初めての連載で、3作目の小説です。

楽しく書いています。

3話ほどで終わる予定です。

よろしくお願いします。

「姫様!姫様!大変でございます。」

キャスリーン公爵令嬢の侍女ハンナが作法に叶った速足と同じく作法に叶った大声で扉をあけた。

早朝とはいえ一応作法に叶った時間までハンナは待った、知ってから寝ていない。


「なあに?ハンナ、まだ私、眠くってよ」

ふんわりと微笑むキャスリーンは天使のごとく眩しい、金の巻き毛が光できらめき、大きな紫の瞳は幸福を映している、


市井では『暁天(ぎょうてん)に輝く菫の乙女』という二つ名がある17歳


聞いたときに、ぎょうてんってなんぞ?ってキャスリーン思った。

王妃教育のたまもので前からよーく知ってるような顔をした。

夜明けの空って意味だと知ってたいそうホッとした。


おどろく方の仰天(ぎょうてん)だったら嫌って思ったからだ


皆の期待を裏切らないように優雅なふるまいを心掛けているので

こんな朝から人を叩き起こして何なん?と内心思っているが

「なあに?」

と可愛く小首をかしげるだけにした。


「・・・」ハンナが耳元で何事かささやいた。


瞬時にキャスリーンの顔色が変わる

「どこ情報?」

「高位貴族の侍女が愚痴を言い合うスレ、からの最新情報でございます。」

「そ、そうなの・・・だったら、まず間違いないわね。」

そんなスレに参加しているん?とはかろうじて言わなかった。


「あのバッ、、、エリオット様とお話ししなくてはね」

「そう思ってアイオライト国に連絡したのですが・・・携帯通信クォーツを持たずに」


け・い・た・い・通信クォーツを持たずに・・・あのバカ!

バカとはもちろん王太子のエリオットの事である。


「持たずに?」


「ワイバーンに乗っていずこかへ立たれたと・・・」


あああ、キャスリーンは頭をかきむしりたかったが、頑張った。


「事実関係の再確認と緊急令嬢会議の準備をお願い」と、早口で言いはなってから

王妃教育のたまものである優雅なふるまいを思い出して、ぐぐぐっと微笑んだ。



緊急令嬢会議

最後の緊急令嬢会議は25年前、当時の第一王子が男爵令嬢に言い寄られて婚約破棄するかもしれない時に招集された。

国難になりそうな案件だったが令嬢会議にて無事に収束したとの事だ。


今回も、国難に発展する案件だと判断したのは間違ってないはずだ。


昼過ぎにはキャスリーン含む主要5人の通信クォーツの準備が整った。


説明が遅れたが、ここゴールデンストーン王国は貴族の身分であれば男女問わず、また裕福な家庭の子女も王立ゴールデンストーン学園に通うのが義務であり、優秀であれば平民には奨学金制度もあり


学園では徹底的に国益について叩き込まれる。


「皆さま、お久しぶりです。急な招集をお詫びいたします。」


「何なの?忙しいのに緊急って、つまんない用事だったら怒るわよー」

わざとらしく物憂げに欠伸をしながらシャーロット・ガザード侯爵令嬢

殿方と遊びすぎて行き遅れた23歳、令嬢って年齢過ぎてるじゃんってキャスリーンは思った。


「キャスリーン様皆さまご無沙汰しております、お会いしとうございました。」

ステファニー・メリル辺境伯令嬢、可愛い14歳、画面からでも若さが伝わるキラキラ可愛い、若い


「やめなよシャーロット、皆さんご無沙汰ー」画面より手を振る

シルヴィア・ダウンワード筆頭侯爵令嬢

アイオライト王国の第二王子と年明けに婚姻が決まっている1ピチピチの18歳

さりげなく色々と助けてくれる良い人、キャスリーンの大親友だ


「あらあら、キャスリーン様が緊急と言われるなら緊急ですわ、何と言っても次期王妃様ですしホホホ」

従妹のカミラ・ウィード公爵令嬢16歳

自分が婚約者に選ばれなかった恨みなのか、ずっとこんな感じ、嫌味だなー、だから嫌いなんだよ、と思っているが、静かに微笑んでやりすごした。


「ええ、皆さま、今回の緊急事態ですが、10日後にエリオット王子が帰国されます。」


全員こくこくと頷く


帰って来るのに何の問題があるんだろうか?と


「その折に、隣国から、アイオライト王国の至宝を土産として持って帰ると言う情報が入りました。」


「「「アイオライト王国の至宝!!!」」」


「か・・・かの国の至宝と言うと、あの?」シャーロットの声が震える


あんたは余裕だろーって全員が言いたかったが全員で耐えた。


「そう、あの・・・」


「「「ユニコーン!!!」」」


「エリオット様帰国祭典にユニコーンのお披露目があり、私たちは一緒に記念撮影をする予定だそうです。」


そうユニコーンと記念撮影だ、ユニコーンは男嫌いなので男は角で付き殺そうとする

それは良い、それで近寄らないって選択ができるからね。男は!


問題は、ユニコーン、処女の言う事しか聞かない、処女には甘えた様子ですり寄っていくが、非処女には軽蔑の目を向けて唾を吐きかける、バカじゃないユニコーン、変態じゃんユニコーン。


そして、なんだかんだでエリオットとなんだかんだしたキャスリーンは唾を吐きかけられる側だ。

ユニコーンに


国民のアイドルと言っても過言ではない『暁天(ぎょうてん)に輝く菫の乙女』が非処女だって全国民にバレるのだ。


絶対にダメだ!

王立学園でやってる淑女教育がなんやねん!って事になる

教会で「純然たる乙女と国家への想い」の歌を披露したばかりだ

学園生のあこがれ「清く正しい淑女の会」が笑いものになる


なんでよりにもよってユニコーンを持って帰ろうと思ったのか


エリオット殿下とユニコーン到着まであと10日

うまれてはじめての連載です。


たくさんの中から選んでいただき、最後まで読んで下さってありがとうございます。

とても嬉しいです。


面白かったとか、気になったとか、応援しても良いかなーって思われた方は


下にある☆印をチェックお願いします。


何個でもかまいません、励みなります。


ブックマークやお気に入りも嬉しいです。


駆け出しのひよっこですが頑張ります!これからもよろしくお願いします。

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