最終話
「ハァ~……。じゃあ聞くけど、一翔くんにとって一番可愛い女の子はラキネちゃんなんだよね……?」
「当然だ。ラキネちゃんより可愛い女の子なんてこの世に存在しないと思ってるからな」
ムカッ……!
「へぇ~……、そうなんだ~……。ふ~ん……。じゃあ私は、一翔くんにとって何番目に可愛い女の子になるのかな……?」
「う~ん……、12384位」
「なっ……!? いくらなんでもそれは酷すぎるじゃない!」
私は一翔くんに一番可愛い女の子はラキネちゃんなのか一応念のため聞いてみると、一翔くんはさも当然のようにそうだと答え、それに対してムカついた私は黒い感情を抑えつつ、今度は私が何番目に可愛いのか気になったので聞いてみると、一翔くんから12384位というあまりにも低すぎる順位を言われ、私はそのことにショックでたまらなかったの……。
「どっ……、どうして私の順位がそんなに低すぎるの……?」
「あぁ~……、それは他のアニメキャラの女の子も可愛いと思った結果、嶺井さんの順位がここだと思ったからだ」
「どんだけ二次元の女の子が好き過ぎるのよ!? にしたって、私の順位それでも低すぎるでしょ!?」
そして私は、どうして私の順位がそんなに低かったのか一翔くんに聞くと、一翔くん曰く、どうやら他のアニメキャラの女の子も可愛いと思った結果、私の順位がこうなってしまったみたいで、それを聞いた私は何となく予想はしていたけど、それでもかなり低すぎる順位になったことにちょっとだけムッとしたの。
「じゃっ……、じゃあ……、二次元の女の子を除いたら私は何位になるの……?」
「う~ん……、8146位」
「なっ!? それでも順位低すぎるでしょ!?」
次に私は一翔くんから、二次元の女の子を除くと私は何位になるのか聞いてみると、8146位とそれでもかなり低すぎる順位を言われ、私は今にも発狂しそうな気持ちだったの。
「どうしてそれでも私の順位がかなり低いのよ!?」
「いや~……、とても可愛い有名人もいたりするから、それも踏まえて嶺井さんの順位はこうなった」
「なっ!? 可愛い有名人がいたって、私の可愛さは上位クラスでしょ!?」
そして理由を聞いてみると、どうやら可愛い有名人を入れた結果、私の順位はこうなったみたいで、それを知った私は終始納得出来ない表情を浮かべていたの。
「むぅ~! 胸もこんなに大きいのに……」
「いやそれは全く関係ないぜ……。大体その胸って本物なのか? 実はパッドがたくさん入っていたりして……」
「なっ!? ほっ、本物に決まってるでしょ!? エッチ!」
私はこの大きな胸を一翔くんにさらりとアピールするも、全然効果もなく、その上私の胸が本物かどうか疑ってきて、それに対して私は顔がかなり赤くなりながらも、胸元を手で押さえて私の胸が本物であることを一翔くんに強調して伝えたの。
「もういい! どうせ暇だし、私も勉強してやる!」
「フッ、まあ頑張れよな!」
「今の何かムカつくんだけど!?」
そして私はどうせ暇だからということで、仕方なしに勉強をすることにしたの。
「うぅ~……、この問題全然分からないんだけど~……」
「あぁ~、これはこうすれば簡単に解くことが出来るぜ」
「えっ……? あっ、本当だ……。その……、教えてくれてありがとう……」
「どういたしまして。分からないところがあったらいつでも聞くといい」
「うん……、分かった……」
(もぅ~……、こういう時本当に優しいんだから~……。そんなことされたら、好きになるに決まってるじゃない……。って、だから私は別にチョロインなんかじゃないんだからね!)
「どうしたんだ一体? 顔が赤いぞ」
「なっ、何でもないから!」
そして私は一翔くんの優しさに一瞬キュンとしながらも、こうして引き続き一緒に勉強を楽しんだの♪(いつか絶対に一翔くんを振り向かせてやるんだから~!)