第2話
「それじゃ、私はそろそろ席に着くね♪」
「うん、了解♪ もしかして、今日も彼氏さんとイチャイチャする感じ?」
「もぅ~、そんなんじゃないよ~♪」
「ぐっ……! 凪紗の隣にいるアイツがとても羨ましすぎるぜ……! しかも見ててとてもラブラブそうだし……!」
「えっ、そう見える!? キャ~、凄く嬉しいんだけど☆!」
私はそろそろ自分の席に着こうとすると、自分の好きな人が私の彼氏やラブラブだと思われたりして、凄くとっても嬉しい気持ちだったの♪
「それじゃ、みんなまたね~♪」
「うん、バイバ~イ♪」
そして私はみんなと別れ、そのまま自分の席へ着いたの。
「ふふっ♪ おはよ~、一翔くん♪」
「うん。おはよう嶺井さん」
そして私は席に着くと、隣の席に座っている一翔くんに挨拶をしたの♪(もぅ~、一翔くんが挨拶するだけでもとっても可愛いんですけど♪ キャ~☆!)
この人の名前は倉持一翔。私の隣の席に座る男子で、この人が私の好きな人でもあるんだけど、全然私に振り向いてくれないちょっと変わった男子なの。(こ~んなとびっきり可愛い女子がいるのに、私のことを好きにならないなんて何だか納得いかないんですけど~。むぅ~……)
ちなみに私がそんな一翔くんを好きになった理由は、博識であると同時に勉強をいつも一生懸命に取り組んでいるいわゆる真面目くんなところがとっても素敵に思えたことと、メガネを外すと顔が甘い感じでちょっと可愛く見えて私にとって好みのタイプの顔であったことと、あと……、一緒にいたり話したりすると……、何だかとっても楽しく思えたからなの……。(べっ、別にチョロインとかそんなんじゃないんだからね!?)
「今日も朝から勉強? 毎日続けていて偉いね♪ その真面目なところとっても素敵だよ♪」
「まあ特にやることもないし、せっかくだからここは勉強するのが一番だと思ってね。後たまに読書かな」
「ふぅ~ん……。特にやることもないから勉強や読書ね……」
(いやいや、あるでしょ!? 隣にはワールドクラスな美少女であるこの私がいるんだよ!? 普通ドキドキしながら一緒に話したりしてとっても楽しみ、毎日幸せな気分になるもんでしょ!? それなのにこの私になんか目もくれず、毎朝勉強や読書をしているなんて、それってとっても凄いことなんだけど、そんなの絶対にありえないんですけど!? あと、そっけないところも何かすっごくムカつくし……!)
私は今日も朝から勉強している一翔くんを見て、何だかとっても真面目で凄く素敵なことだと思うんだけど、私に全然構ってくれなくて、話しかけてもそっけない態度取っているのが何かムカついて仕方なかったの。
(ここまで見向きもされないなんて……。一体どうしたらいいんだろう……? う~ん……、そうだ☆! ここは思いきって積極的にアピールすればいいじゃない♪ そうと決まれば、早速実践するのみだね♪)
「ねぇねぇ、一翔くん♪ 今どんな勉強をしているの?」
ムギュッ♪
(フフッ♪ 今どんな勉強をしているのかという話でさりげな~く一翔くんに近付き、それからノートを覗き込むという形で一翔くんの腕に私の胸を当て、その上更に私の顔を一翔くんの顔に近付けてあたかも今からキスをするように仕向けることによって、これでドキドキすること間違いないよね☆!)
私は一翔くんを振り向かせるため、ここは思いきって積極的にアピールすることを決め、そのまま早速実践に移すことにし、一翔くんにかなり近付き、接近戦に持ち込んでみたの♪
「ちょっといいかな……」
「ん? 何かな?」
「勉強の邪魔になるから、出来れば離れてくれないかな? シッ、シッ!」
「なっ!?」
(この私を邪魔者扱い!? どうしてそういう発想に至るのよ!?)
私は早速、一翔くんを振り向かせようと積極的にアピールするも、勉強の邪魔になるからと邪魔者扱いされ、これ以上ない屈辱を味わったの。
「フンッ! 分かったらさっさと離れることだな」
「……!」
「ん? どうした?」
バンッ!
「私を邪魔者扱いするなんてひどくない!? 私ってとびっきり可愛い美少女なんだよ!? せめてちょっとでも惚れてくれてもいいじゃない! むぅ~!」
私は一翔くんから邪魔者扱いされた屈辱に耐えきれず、机を思いっきり叩き、少しぐらい私のことを惚れてくれてもいいじゃないかと一翔くんに不満を露にし、そのまま頬を膨らませていたの。(今のアピールでちょっとぐらいは私にドキッとするもんでしょ!? 一翔くんのバカ……。ふんっ!)