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プロローグ 1

 


 いらない……なにもらない

 すてるなら……………うちがすてる もぅきえたい

 『……ちゃん…おねぇちゃん、おねぇちゃん』

 もぅ よばないで うちといると

 『こっちむいてよ ぼくをみて おねぇちゃん』

 『ごめ…んね いっしよにうまれたのに』

 『おねぇちゃん おねぇちゃん』

 ふたごでうまれた…おとうと

 いっしょにいるとキズつく‥うちをかばってキズつく

 だから きえるの

 だから おとうとも…………すてる 


 『おねぇちゃん‥そんなのもってたらケガするよぉ

 あぶないから‥はやくはなして  おねぇちゃん』

 『さ‥んた‥‥ダメなの これでクビきったら

 きえていなくなれる‥だから、さんた‥バイバイする』

 『イヤたよ ぼくもいっしょにいく ずっといっしょって

 やくそくした‥おねぇちゃん、おねぇちゃん』



 『だれか たすけて おねぇちゃんたすけて』


 ぼくは泣きながらさけんだ

 姉の持つカッターナイフの刃を握り締めながら

 病室の片隅で



 ✻✻✻✻✻✻


 『お父さん、誰か助けてって聞こえるよ』


 僕は父の手を引いて、声の聞こえる部屋のドアを開けた


 そこには、痣だらけの小さな子が2人

 男の子?が右手から血が、、、、






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