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猫と召喚士  作者: 月丸兎斗
6/8

ギャル忍者

評価してくださった方ありがとうございます。励みになりますです!



場所は食堂、時刻は夕日が沈み壁に掛けられた時計の針は7時を指す。


どこぞのお貴族様が食事をするような装飾華美な部屋で入室当初、俺とクリエラはくっそ長いテーブルの両端で食事をしていた。



「それで今後の方針なんだがクリエラの意見は?」


「この料理めっちゃ美味しんだけど!うまうま!」


「おーい!クリエラ聞いてるかー?」


「うまうま!」


俺は無言で、視線のみで後ろに控えていた京に合図を送りあの食いしん坊を俺の席の側までレッカーしてもらった。


「うまうま!・・・・・・・あれ?ジェイが近くに居るぅ・・・うまうま!」


「・・・・・・俺最初に尋ねる奴間違えたかもしれないな・・・・」


こらこら京とエル。クリエラの後ろで「ハリセン」持ってメジャーリーガー並みの素振りするのは止めなさい。・・・フルスイングの素振りで風切り音がスイングより遅く聞こえるってなんだよ、俺怖いよ。



「さて、食事も終わったし今後についてそろそろ話そうか」


「うまうま!」


「おまえまだ食べるの?」


「(ごっくん)・・・・ごめんなさいそろそろ真面目になりますごめんなさい。だからジェイ・・・うさ耳引っこ抜こうとするのは止めてくれないかなぁ?」


クリエラは俺を見て「あっこれヤバいやつだ」と認識したらしく椅子の上で器用に正座して反省する。



「はぁ・・・それじゃあ客間で話した内容くらいか?今互いに把握しているのは」

どうやら反省したらしいのでクリエラのうさ耳をとりあえず離し解放する。


「あ、ありがと・・・そうだね、今の所それくらいしかわかってないかな」

耳をさすりながら引っこ抜かれてない事に安堵しながら話を続けるクリエラ。目が少し涙目でした。


「そうか。それなら暫くは情報収集ってところか。クリエラが連絡取った奴等がこちらに合流するまでは」


「んー多分全員は無理かもね。中には低レベルの子も居るし海外からINしてたのも居るから」


(このGWは全世界で遊ばれている為各国にサーバがある。しかしそれはアクセス拠点が違うだけで全員が同じ世界に居ると言う事だ。これが今居る世界にも当てはまるとすればゲームを同じ規模の世界って事になる。何とも広い世界に呼ばれてしまったのか)



「全員が無理でも兎に角、今は少しでも多くの情報を集めるべきだな」


そこで俺はとある者を呼ぶ事にした。


「影ちゃん来てくれ」


俺の呼びかけに天井から「にゅん」といった感じに出てきた忍び装束の女の子。小柄だが女性らしいシルエットが装束によって際立っている。


「お呼びか?主よ」


後ろに控える京とエルは影に軽く手を振り「久しぶりー」的な挨拶を交わす。


彼女はこの世界の「三忍(さんにん)」と呼ばれる忍者界を取り仕切る組織の頭の一人で俺が昔クエストで契約した一人だ。


「仕事の時間だ」


「何すればいい?」


「とりあえず情報集だな」


「承った。主たちの事情はある程度契約者は把握しているから詳細は大丈夫」


「え?そうだったのか?」


「ん?だから皆平常だったと思うのだが・・・・」


「なるほど!俺も不思議には思っていたがそういう事だったのか!ありがとな影ちゃん教えてくれて」


「(ぼふん)で、でででは任務にうちゅりゅ(ドロン)」


顔を真っ赤にした影ちゃんは慌てた様子ですぐさま姿を消した。しかしその場にはやたらと顔文字が入った手が一枚残されていた。


『任務が終わったらブランドバッグとかデートのご褒美ください(^_-)-☆』


「あんた・・・・また凄いのと契約してるのね」


「何かと重宝するからな!クエストの情報とか色々調べてくれるんだ」


「すごっ!だから未踏のクエストとかクリアできるのね!」


「まあ、な!」


「でも彼女一人で大丈夫?規模的に」


「問題ない。影ちゃんはあれでも忍びの頭だ。人手は居る。しかも百人単位でな」


「・・・・・もう無茶苦茶ね」


影ちゃんの手紙を拾い内容を確認した俺は思わず苦笑いして「相変わらずギャルやってるなぁ」と独り言を言いそれを聞いたクリエラは「ん?」と言った表情を浮かべるのだった。

そろそろタイトル詐欺回避しないとなと構想中です。暫しお待ちを。

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