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誰がため

 見知みしらぬ大陸たいりくというのに、芸人達げいにんたち地元じもと子供達こどもたちとよくあそぶ。客商売きゃくしょうばいだからご機嫌取きげんとりもあるだろうが、興行こうぎょうむらにいってもわらない。

やつ子供こどもきなのか?」

 十一じゅういち単刀直入たんとうちょくにゅうたずねた。

べつにそういうわけじゃない。でも、かれらは自分じぶん感情かんじょう素直すなおかおしてくる。だから、子供達こどもたちたのしんでるってことは自分じぶんのやってることもまんざらじゃないっておもえるんだ。」

 武勲ぶくんげれば大人おとなたちはよろこんでくれた。でも十一じゅういちじゅう子供達こどもたちよろこぶだろうか?自分じぶんだれのためにその知識ちしきを、そのわざ使つかっているのだろう。主君しゅくんつかえているなら、主君しゅくんのためでもいいだろう。しかし、傭兵ようへい自分じぶんまった主君しゅくんはいない。

いくさになればてきになるかもしれない連中れんちゅうだぞ。」

いまは、てきじゃない。くになかだっててき見方みかたみだれている。しんじるものがちがっても、いま仲良なかよらせている。それでいいんじゃないかい。」

 やつ大人おとなだ。どれほどの苦労くろうをしてきたら、そのような境地きょうちになれるというのか。


芸人げいにんなんて、そこらの雑草ざっそうおなじだ。大半たいはん見向みむきもされない。でも、うつくしいはなをつける時期じきだけはだれもが心寄こころよせる。その一時いっときかがやきがしくてきているようなもんさ。」

 十一じゅういちにとってかがやけるのは、やはり戦場せんじょうしかない。そこでは武将達ぶしょうたちかたならべることができた。だれもが自分じぶん指示しじっていた。

 かれ大輪たいりんはなは。たたかいのなかひらいた。たしかに幾多いくたものひとくるしみからすくってきた。しかし、そのはなひと笑顔えがおにしていただろうか?

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