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再会

 そのころやつ大阪おおさかにいた。安土あづち自由じゆう城下じょうかちがい、見世物みせもの制限せいげんされていた。はたらすべのない彼女かのじょは、大阪おおさか米問屋こめどんや七九ひちくかこわれていた。隠居いんきょ七九ひちくは、みせにいるわけにもいかず、がな一日芝居いちにちしばいたりしてのんびりとごす。やつはそのおともをしたり、まわりの世話せわをしてらしていた。


 そのやつ大阪城おおさかじょうひそかにはいっていった。大阪城おおさかじょう家康いえやす秀吉ひでよし謁見えっけんしているあいだひかえの何人なんにんかの徳川とくがわさむらいともにいた。

 小屋こやのなくなったやつは、そのげいわれ徳川とくがわ密偵みっていとなっていた。かたなことなり、かくつことができる。家康いえやす万一まんいちのことがあれば、駆使くししてたすすために城内じょうないについてきたのだった。

 七九ひちく大阪おおさか情報集じょうほうあつめの徳川とくがわ間者かんじゃであった。


 秀吉ひでよし大陸たいりくへの進出しんしゅつをもくろんでいることをぎつけると、やつ芸人仲間げいにんなかまとも大陸たいりくへとその内情ないじょうさぐるためにわたった。大陸たいりくにいる日本人にほんじんのもとにせながら各地かくち転々(てんてん)とした。大陸たいりくでは仲間なかまともげいせながららした。


 十一じゅういち負傷ふしょうにより静養せいようしていることをり、いにかけた。十一じゅういちには日本にほんでは見世物みせものができないため一座いちざ大陸たいりく仕事しごとをしていると説明せつめいをした。再会さいかいをよろこぶかとおもったが、十一じゅういちはふさぎんでいた。

「にいー、こわかおして。」

 やつ十一じゅういちかおをのぞきむ。

化粧けしょうにおいがする。」

くすりにおいがする。」


 やつたちの報告ほうこくにより、家康いえやす朝鮮ちょうせんわたれば当分帰とうぶんかえってくることはできないと判断はんだん出兵しゅっぺいめいがあっても、国内こくないとどまることにした。

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