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第一話 悪戯にも程がある
部室に行くと俺はすぐに助けを求められた。助けを求めた奴の名前は加藤有沙で共に部活をしているものだ。俺はどうせ何時もの悩みかそんな類かと思っていたが、今日の困り事は違っていた。
「何だこれ?」当然驚いても無理はなかった。今まで城山高校は誰もが平和と言っていいほどの完璧な様だったのが、このようなことで完璧とされた規律が壊されるのではないだろうかと思ったからだ。
「私にしてみては大したものではないと思っているのですが…」
「加藤、それは大いに犯人を歓迎しているのと同じだ。どんな些細な事でも乱れれば大事件にもなり得るんだ。」
「じゃあこの文章は何を指しているんいるんでしょう?」
「今日から凡そ3週間不幸なことが起きるだろう。何が起きるかはお楽しみさ。気をつけな。」