壱 彼との出会い
私には、彼氏がいる。
これが自慢に聞こえるかもしれないが事実である。
だが、他の恋仲の人逹と決定的に違うと言えることがある。
彼――舞弦 司は殺人鬼で、私は捕食者だった。
あんなことがなくとも司とはいつか邂逅していただろう。
同じクラスで、あんな運命に産まれたのだから。
あれは私は塾の帰り道のときだった。
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私は塾を出て腕時計を見てからため息を吐いた。
(遅くなっちゃったな)
時間は12時を越そうとしている時間だった。
幸い駅前の塾なので暗い夜道を通る場所は多くはなかったので
通行人がいない夜道を黙々と歩いていた。
「「「ぎ、ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
塾と家の中間地点付近に差し掛かったとき妙な悲鳴が聞こえた。
このあたりは昔使われていた廃倉庫が建ち並んでいて
良く不良被れのチンピラのたまり場となっていた。
ここでナンパされたことがあるが私は難なく逃げ出し
暴力に訴えられた時も少し返り討ちにしたこともある。
(チンピラに絡まれているのかも知れない)
学校では他人に興味がない私が見知らぬ誰かを助けようとしていることが
そもそもの間違いだった。
(ここ!?)
次の瞬間私は胃からせりでてくるものを
抑える事しか出来なかった。
チンピラの行為に吐き気を催したわけではない
それならばどれだけ良かったのか。
そこにはボコボコになった被害者も――
絡んでいるチンピラも――
いなかった
そこには――――――
様々な方法で縛られ、声にならない悲鳴をあげるチンピラと
それを淡々と拷問していく同じ学校の男子生徒がいた。
どうも 綿鹿です。
どうでしょうか?
実はこの殺人鬼 友達が僕をベースに創ったものを
改造したものです。
では!
改造っていっても家と技能と実行するかしないかだけだけど<ボソッ