異世界人ってのは八割はこういう目に遭ってるもんなので憧れないように
☆胸糞展開注意☆
★胸糞展開注意★
※胸糞展開注意※
星胸糞展開注意星
こんだけ言えば流石に大丈夫だよね?
これは私の最初の記憶。
所々忘れちゃったけど、まあ忘れるって事は印象に残らないようなどうでもいいことだったんだろうね。
こん時の私ホント何考えてたんだろなー?
ま、いっか。情報が少な過ぎて、考えるだけ無駄だ。
13歳、男子中学生、名前はわからん。
ベッドで寝て気がついたら、森にいた。
女の子になって。
何故いきなりこんな所にいるのか、何故体が女の子なのか。どうしてか疑問には思わなかったっぽく。
あろう事かそのまま行動を開始しやがりました。
なんでや!
恐らく、今自分がいる森の恐ろしさでそれどころじゃ無かったんだろうなー。
あと頭もぼんやりしていたし。・・いや、それはいつもの事か。
なんとなく魔物的なものが出そうな暗い森。そうじゃなくても狼や毒蛇辺りに襲われたら私は早々に人間から食料にジョブチェンジするはめになるだろう。熊あたりもいるならなおさら私が挽き肉化する未来が濃厚になる。リアル森のくまさんはちょっと勘弁してほしいよね。
早く家に帰るべく、動き始める。
しばらく歩くと、森の中の小さめな道に出た。しばし立ち止まり・・そしてどうやら道なりに進めむ事にしたらしい。正直無謀そのものだったと思うが。
世の中そんなにご都合主義な訳じゃないのよー?
自宅のベッドから唐突に謎な森に放り出されたというのに、何故そんな事をしたのかはわからない。
というかここからも全部、その時私が考えてた事はわからない。
全体としても朧げな記憶で、ただこういう出来事があった、という事は分かるといった程度。
なんか、すっごく小さい頃の記憶みたいに、写真みたいに切り取ったような記憶?が連続してある感じ、かな。
まあ今から多分こんな事考えてたんだろな?とは推測してみるけどね。
てなわけで、自分の記憶を実況、張り切ってやっていきましょう。
それで話を戻すと、道に出たのは、取りあえず森の中にいるよりは、安全面で若干マシだと思ったんだろうね。
まあ、その選択は正しいとも、間違ってるとも言える。
獣道と私の自宅の前の道の中間くらいのサイズの道を進んで行くと、周りの茂みからガサガサと音がし始めた。
・・まずくない?
周りを警戒していると、いきなり赤っぽい何かが飛びかかって来た。
なんとか転びながらもそれを避ける。
立ち上がると、そいつらは既に私を取り囲んでいた。
狼だ。・・少し奇抜な見た目だけど。
毛がペンキを被ったように全身朱色なのはまだいいとしても、額に三つめの目が付いている。
此奴らが何なのかは分からないが、自分を襲おうとしている事は分かった。
私一人じゃまともに戦うどころか逃げる事も難しそうな相手が何匹も私を取り囲んでいるこの状況。
戦いを選択すればまずそもそも戦いと呼べる物にはならないだろうし、かといって逃げようにも囲まれてしまっている。
怖い。殺されて、食べられて 自分の全てが消えてしまう事。
怖い。なんとか逃げる方法を考えようとしても、思考がその一つの感情に塗りつぶされていく。足を動かそうとして、震えるせいで上手く動かせずにいる私の前に、沢山の中の一匹の狼が出てきて、
大きく吠えて、飛びかかってきた。
その咆哮はら私に残った抵抗心を削り取り、恐怖で塗り潰すには十分な物で。
ただの小娘である私なんかに狼の飛びかかりがどうにか出来る筈もなく。
私はそのまま意識を失った。
とかまあこんな事考えてたんじゃないですかね!(適当
それなりに大きな振動と、足に走る焼けるような痛みで目を覚ました。
周りを見回した所、男の人達が歩いていて、その一人に私は背負われているみたいだ。
どうやら私はこの男の人達に助けられた?
旅人?商人?冒険者?よくわからない中世的なレベルの服を着た男の人達数人だ。
話を聞いた所、彼らは冒険者パーティーで、今は街から街への移動中なんだそうだ。
身なりからして盗賊ではなさそうだし、
助けてくれたし、なにより皆楽しそうに笑っていて雰囲気も悪くないっぽい。
あ、そうそう、足の痛みを確認してみた所私の両足には包丁で切られたような傷が三本ずつ入っていた。たぶん狼達が私を逃がさない為に付けたんだろう。とても痛いけど、死ぬ所だったのにこれで済んだならまだいい方なのだろう。男の人達には感謝しなくちゃ。
まあ、足の怪我の手当てまではしてはくれなかったけど。なんでもちょうどいい布が無かったんだとか。
私の話を聞いて、彼らは私に一緒に街まで行こうと誘ってくれた。
私一人じゃまたさっきの狼がでたら襲われてしまうし、この人達について行くことにした。早く家に帰れるといいな。
たぶん、ここが分岐点だったんだろうなー。
んゃ?違うか。
そもそもこの世界で人と関わった時点で、私は終わってたんだから。
その日の夜。
一緒に野営をしていると、近寄って来た男達に寄ってたかって犯された。
足を怪我している私は逃げる事もできない。こんな夜に逃げても魔物に狩られるだけだろうけど。
泣き叫んでも、懇願しても、笑うだけで聞きやしない。
後ろから体の中に異物を押し込まれ、激痛が走る。口に腐ったような臭いのする物を咥えさせられ、喉を突かれる。
狂ったような笑みを浮かべながら、包丁でからだのいたる所に傷を付けられたりもした。
私は体中中も外もドロドロにされ、涙を流しながら、嵐が過ぎるのを待つしか無かった。
「街で売ればしばらく金に困らないな。」「へへへ、初物だったし、このまま俺達の奴隷にして犯しまくるのもいいよな。」
意識が遠くなっていく最中で、耳にそんな声が響いた。
舌を、噛んでしまおうと思った。
けれど絶えず口に押し込まれる物のせいで、それさえもかなわなかった。
もし体が動くなら、この近くにある崖に飛び込んでしまいたいと思った。
深夜。
嵐が過ぎ、私は一般的に「ボロゾーキンの様な」とか言われる状態で転がされていた。初めて会った時ーー私は気絶していて狼のせいだと思っていたがーー付けられた足の傷が拘束具の代わりだ。そもそも狼が気絶した私の足にさらに傷を付ける理由も無いのに。それに、今思えば奴らが昼、楽しげに笑っていたのは、私を見つけたからだったんだろう。今更気づいたわ。
まあ、犯されている時は考える余裕が無かったし、今も舌を噛む力も無いくらいには余裕が無いけれど。
性欲発散用の壊れてもいい道具。街に着けばしばらく金に困らない。笑みの裏に気づかなかった私は愚かで、人を信じ過ぎていたんだろう。人の悪意を知らなかったんだろう。
ぼんやりと思考していると、近づいてくる足音がした。
また生臭い液体を無理やり飲まされるのだろうか。また血が出るのも構わず蹂躙されるのだろうか。
恐怖に震える力も無く、それでもなんとか音のする方へ顔を向けると、そこには予想外に知らない、男がいた。
男は、とても太っていて、暗くて顔はよく見えないが、黙って近づいて来た。
先ほどの奴らも知らないと言えば名前も知らないし知りたくもないが、此奴のはさっき私を襲った連中の中にはいなかった。と言う意味での「知らない」だ。
そういえば奴らは夜の見張りを誰にするかで揉めていた。気持ちのよいオモチャを手に入れたのに黙って見張りをやる気も無かったのだろう、あいつにやらせておけばいい。とか言っていた。それどころじゃなかったから朧げにだが憶えている。
此奴がその「あいつ」なのだろうか。
私を唯一オモチャにせず、見張りをしていた男なのだろうか。
この地獄から、私を、助けに来てくれたのだろうか。
私は、ほんの少しだけ期待して男を見た。
男は笑って、ズボンを下ろし、固くなった汚物を見せつけてきた。
醜悪に笑う顔が何か言った気がしたが、私の耳には届かなかった。
初めて小説を書きました。
第一話から胸糞全開ですが次次回からは普通にギャグかバトルになってくれると私は信じています。続けば。
でもうp主は三日坊主ではなくむしろ三秒坊主という伝説的な記録を生んだ偉人ですのできっとこの物語も完結までいくと思います。(何故
あ、次回最終回です。
とか唐突に言い出せばいいだけなのできっと完結します。(殴