部活動 3-5.1
ここまでお読みいただきありがとうございます。
そろそろ定期試験になりますが、
あともう少しだけ続きます。
ではでは~
昼休み。
鉄臣君のセクハラ公開尋問の話題で、掲示板に少し遅れて、書き込みがあった。
一名、鉄臣君を生徒会から退任させ、喪部を退部させた方が良いと言う主旨だった。
その話題で生徒会メンバーがシェアされたお弁当を食べながらミーティングを開いていた。
「いやー、昨日の水平ちゃんねるは、困ったね。運営を始めて最初だと思うよ」
「そうよね。三石君を辞めさせた方がいいなんてねぇ」
堀田さんに相槌を打ちながら、チラリと鉄臣君を見る弥刀さん。
「ボ、ボクは見ていなかったんですが、何かあったんですか?」
鉄臣君、聞き返した。どうしたんだ?きょどってるぞ。
「そうかい?君を辞めさせた方が良いなんて書き込みがあったんだよ。僕も会長も体育館で全否定したはずなんだけど」
「見ていて頼りないと思う人がいるんですよ」
「まあ、1人しかいなかったから、誤差の範囲さ」
「ほんと、誤差よね」
= = = = =
405
三石って、生徒会を辞めさせて、喪部も退部させてればいいんだよ。どうせ、役に立ってないし。
510
>>405
役に立っていないかどうか、それは生徒会が決めることだし、喪部も部長の判断だよ。
553
>>510
だめだめ、アイツきっとそのうち大失敗するから。
558
>>553
水平の生徒会舐めるな
559
>>553
あなたに決定権はない
560
>>553
失敗上等www
621
>>558
>>559
>>560
アイツ、セクハラで責められてんじゃん。ダメだろマジでwww
622
>>621
それが何か?
623
>>621
何か?
624
>>621
何か問題でも?
628
>>621 が人気者で羨ましい
636
>>622,623,624
おまいら、おかしすぎwww
637
明日、ひどいわよ
638
反省会です
639
画像あげない
642
あらあらw
636を最後に逃亡して終わった。
= = = = =
「へー、そうなんですかぁ」
鉄臣君、弁当に伸ばす箸がかすかに泳いでいた。
「ひどいわよ」
「反省会ですぅ」
鉄臣君、ビクッとして箸を落とした。
「赤のビキニでいいかな?」
「「あおいちゃん!」」
「な、なんですか?それ」
「要。三石君、声が震えてないかい?」
「そう?目が泳いでるだけみたいだけど」
= = = = =
放課後。
「せーんぱい、こんにちわ!」
「橘さん、こんにちは」
先輩と後輩は、体育館でちょうどお互い気が付いたので挨拶を交わした。
「みなさん、こんにちは!今日ご都合よろしいですか?」
「どうぞ、かわいい後輩の頼みだから、お姉さん聞いちゃう」
「僕達は復習にもなるからね。構わないよ」
「橘。堀田先輩達には迷惑だよ」
「丸美君、定期テストくらいなら、大丈夫。僕も要も学年トップを狙っているわけじゃないからね」
何気に余裕のリア充カップルだった。
丸美音奈がほかの先輩を見かけないので、ひとりごとのように話す。
「また、三石先輩ですか?」
「良く判ったね」
「なんとなくですが」
「先輩、早く来ないかな」
待ち遠しそうな橘ひよりを見て、眉が吊り上がる音奈だった。
いかがでしたか?
誰が鉄臣君を辞めさせようと書き込んだのでしょうねw
次話をお待ちください。




