部活動 3-3.3
ここまでお読みいただき感謝いたします。
試験勉強って、いつの間に時間が無くなっていて試験!って感じでした。
ではでは~
「先輩、手、大きいですね」
「うん?ああー、ごめん」
鉄臣君、手を繋いだままだったことに気が付いて慌てて手を離した。
「大丈夫です。手を繋いだのって、久々でした」
「ほんと、ごめん」
「気にしないでください」
橘ひよりは鉄臣君と繋いでいた手を見つめた。
「ごめん、痛かったか?」
「先輩の力が、少し強くて、びっくりしました」
「焦っちゃって力が入ったかも。ごめん」
鉄臣君、グーとパーを繰り返しながら、謝った。
「先輩、握力ってどのくらいですか?」
「うーん、去年の体力測定だと60だったかな」
「すごいです。利き手じゃないほうは?」
「繋いだの利き手じゃないよ。ぎっちょだから、左だと65」
「へー、そんなに強いんですねー」
橘ひよりは、鉄臣君の手を持って、握ったり眺めたり観察していた。
= = = =
久遠寺さんは、後輩と手を繋いで体育館に入ってきた見覚えのある男子学生に視線が釘付けになった。
その姿に気が付いた副会長のふたり。
「ほらぁ、心配いらなかったでしょ?」
「仲直りしてくれて安心したよ」
堀田さんと弥刀さんの言葉は耳に入ってこなかった。
「気の利かない俺が悪いだけですから」
「先輩、手、大きいですね」
「うん?ああー、ごめん」
「大丈夫です。手を繋いだのって、久々でした」
「ほんと、ごめん」
「気にしないでください」
「ごめん、痛かったか?」
「先輩の力が、少し強くて、びっくりしました」
「焦っちゃって力が入ったかも。ごめん」
「先輩、握力ってどのくらいですか?」
「うーん、去年の体力測定だと60だったかな」
「すごいです。利き手じゃないほうは?」
「繋いだの利き手じゃないよ。ぎっちょだから、左だと65」
「へー、そんなに強いんですねー」
(((力、強いんだ)))
= = = = =
「橘さん、焦って連れてきちゃってごめんな」
「気にしないでください。解らないことがあったら教えてください」
「おお、俺は解らないけど、みんなすごいから大丈夫だぞ」
「はい、お願いします。じゃあ、失礼しまーす」
「おお、またなぁ」
鉄臣君、後輩が上げた手に合わせてあげた手を下ろしながら、席に着こうとする。
「三石くんは、橘君と仲がいいのね」
「後輩が慕ってくれてよかったです。嫌われたらつらいですしね」
「そう、それだけには見えなかったけど?」
「そうでしたか?」
「「「そうです」」」
「ぅおっふー」
鉄臣君、会長副会長3人に圧倒される。
= = = = =
「もう、三石くんは見境ないのね」
「はあ」
「もぅ、えろいし君ですぅ」
「はあ」
「もう、三石クン反省してる?」
「はあ」
鉄臣君、理由がわからないまま、三人からお叱りの言葉を受け続けていた。
勉強が全く進まない。
「あのー、みんなどうして機嫌が悪いんですか?」
「決まってるじゃない!あなたがわたしたちにかまっ・・・・・・」
「かま?」
「そう。わたしたちが待ってたのに謝罪の言葉が無いからよ」
「かまって聞こえたんですけど」
「セキが出そうになっただけよ!それより謝罪の言葉は?」
久遠寺さんは、いつになく早口で話していた。
桃園さんと楠木さんはうんうんと相槌を打っている。
鉄臣君、叱られていた言葉と理由が噛みあわない気がしたが、勝てそうもないので謝る。
「ごめんなさい」
「反省したようだから、これで終わりにするわ」
「許してあげますぅ」
「友情だったら許してあげます」
「はあ、ありがとうございます」
鉄臣君、試験勉強に戻ることができた。
= = = = =
「なあなあ、丸美」
「何?」
「三石先輩ってかっこいいよな」
「三石?」
「ほらぁ、いきなり生徒会に入って、花見会で挨拶した先輩だよ」
「ああー、堀田先輩に取り入ってるって腰ぎんちゃく先輩よね」
「誰がそんなこと言ってるの?」
「噂よ、噂。橘、なぜに三石先輩の話を言い出すの?」
「先輩、手が大きくて、力が強いんだよ。かっこよかったなぁ」
「橘、タイプじゃないでしょ」
「そうかも知れないけど。とにかく、話してみないと先輩のことは判んないよ」
「別にわかりたくないんだけど。それ以前に興味が無いわ」
「じゃあさぁ、明日。勉強、聞きに行こうよ。生徒会の引継ぎもあるからさ」
「別にいいわよ」
「ありがとう、丸美」
橘ひよりは学友に満面の笑みを向ける。
「///、べ、別に橘がお礼言うほどのことじゃないわよ。わたしも苦手教科があるだけだしね」
いかがでしたか?
後輩ふたりが登場です。
これから、生徒会にどんなふうに溶け込んでくるのか、お楽しみに。
次話をお待ちください。




