部活動 2-6.1
ようやく、合宿も最終日。
昨晩はいろいろありました。
こんなエピソード。筆者は経験していません。
まあ、ごにょごにょと・・・
フッ。見栄を張っても仕方ありません。
そうですとも、筆者はぼっちです。ボッチ全開でしたぁ。
と、いうことにしておきます(見栄)
続きです。
ここまでお読みいただいてありがとうございます。
まあ、日常ってそんなにイベントが発生しませんので
ダラダラになります。
合宿最終日始まります。
ではでは~
「おはよう、桃園さん」
「おはよう、鉄臣君。ごはんの用意手伝いますねぇ」
「ああ、食器をお願いします。迫田さんの分も出さないとね」
「はーい(フフ)」
「おはよう!鉄臣」
「おはよう、楠木さん?眼、どうしたの?真っ赤だよ」
「うーん、寝不足かな?大丈夫、すっごく元気だから」
「そう、ならいいけど」
「おふぁよう」
「堀田さん、珍しいですね。こんな時間だなんて」
「今日、帰るしね。それまで何をしようかと考えてたら、寝るのが遅くなったんだよ」
「早かったですよね。あっという間でした」
「三石君。泣いたり迫られたり大変だものね」
「うおぉ、弥刀さん、おはようございます」
「おはようございます、フフッ。で、ぐっすり眠れた?」
「?、はい、疲れましたから、泥のように寝てましたけど。?」
「気にしないで、ご飯ができたら呼んでね。お洗濯してくるわ」
「はい、お願いします」
「楠木さん、こっちはいいから、洗濯手伝ってきてくれる?」
「は、はひぃ!」
楠木さんが張り切って弥刀さんについていく。
(洗濯好きなんだ)
「あのー、わたしも何か手伝います」
「迫田さん、気を使わないで。ごはんの用意してるから、待っててくれる?」
「・・・三石さんって、どなたとお付き合いしているんですか?」
「ぶッはぁ。な、なな何いきなり!」
「いえ、ちょっと聞いてみたかっただけです」
「それはわたしよ」
声のする方には、タイミングよく答える久遠寺さんがいた。
「アハハ、そうそう」
「え?(そうなんだ)」
「あっれー。迫田さん、信じてるのー?ははは。詐欺に気を付けた方がいいよ」
鉄臣君、朝食の用意と昼食の仕込みをしながら、迫田さんを軽口でからかう。
「え?(久遠寺さんでも相手にされていなの?)」
「久遠寺さん、成功ですね。迫田さん信じちゃいましたよ」
「・・・そうね」
= = = = =
「あおいさん、みんなのシーツ取ってきてくれる?」
「はーい」
楠木さんは自分の寝ていた部屋に入っていった。
「さて、いい天気だから、シーツは干しましょう」
弥刀さんが自分の寝ていた部屋に歩いて行った。
楠木さんがシーツを抱え部屋から出てきた。
そのまま隣の部屋に入る。
弥刀さんは部屋から出てきて、堀田さんの部屋に入る。
楠木さんが部屋から出てくると、シーツを抱えて息が荒い。
その先の隣の部屋に入る。
弥刀さんが部屋からシーツを抱えて出てくると洗濯機のところに運んでいく。
楠木さんは、シーツを抱えて桃園さんのベッドの上に倒れ込んでいた。
深呼吸を繰り返す。息を整えているのか、鼻呼吸だった。
「あおいちゃん!大丈夫?」
「ギクッ!」
「あおいちゃん?」
「ああ、ほのかちゃん。ううん、何でもない」
「今、倒れてたんじゃ?」
「違う違う、ちょっと重かっただけだから」
「なんだぁ、びっくりしちゃったぁ、半分持つよ」
「ううん、いいの、いいの。これくらい分担しないとね」
「えーそう?重そうだから」
桃園さんが楠木さんの持っているシーツを持とうとすると
「だめぇ!」
「びくっ!」
「あ、あ・・・、そ、そう、持ち直すと手が届かないから」
「ふーん、あおいちゃん。わたしの目を見て」
にこにこする美少女。
「な、何かな?」
覚悟を決めて桃園さんの目を見る楠木さん。
「むー、えい!スンスン」
「え!ほのかちゃん、な、何を」
桃園さんがシーツを抱えた楠木さんに抱き着く。バランスを崩しベッドに倒れ込む二人。
「スンスン。あー、やっぱり」
「何かな、ほ、ほのかさん」
沈黙が美少女二人の間にしばし漂う。
「・・・!枕はわたしー」
廊下に駆けだす桃園さんを見送る楠木さん。
「?・・・、あーーー!ほのかちゃん、ダメー」
= = = = =
「桃園さんと楠木さん、ケンカじゃないですよね?」
「大丈夫よ、ケンカじゃないわ」
「寒いんですか?」
「そうね、心が寒いかも」
冗談で返す久遠寺さんは、ソファの上にあった毛布に頭まで包まって、皆が集まるのを待っていた。
こっちも息が荒かった。
堀田さんは迫田さんに近所の様子を聞きながら、出発までの段取りを練っていた。
最終日、ただでは済まなさそうです。
次話をおたのしみに




