部活動 2-5.4
すみません、すみません。
我慢できずに更新です。
それゆえ、短めですが。
いやー、お話、GWですが、秋の文化祭まであらすじができてるんで
筆が遅いのが悩みです。
ではでは~
「うーん、この作業着使えそうだな。どれどれ、えー、化繊100%か、炭が爆ぜたら溶けるかもなあ。おっ、こっちのはー」
= = = = =
(どんなのが好きかなあ?)
「あー、これかわいぃー」
(プレゼントを渡して謝ろう)
「わたし、これ買おうっと」
(自分から壁を作ってどうするのよ?)
「この髪飾り、わたしに似合うかしら?」
「久遠寺さんなら、何でも似合いますね」
「そんなことはないわ、迫田さん。わたし、かわいらしいのはダメよ」
「えー、どうしてですか?かわいいそのものですけど」
「・・・その、わたし、恥ずかしいから」
顔を逸らして、目を伏せる。耳が赤い。
(かわいい!わたし悶え死にそう。こんな美少女と会話してるぅ。それにいい匂い、神様ありがとう!)
「正輝君、あとで水着を買おうと思うのだけど、三石君のをお願いできる?」
「ああ、了解だ。お安い御用だ」
雑貨店で各々買い物をしていた。
= = = = =
1時を回ったころ、アラームが鳴る。
「おっ、30分前か、集合の準備しないとな」
鉄臣君、ちょうど催してお手洗いに行っておくことにした。
= = = = =
「ちょっと、待っていてね」
「久遠寺さん、わたしも」
「「はい、私たちは先に水着買ってきま(す)ーす」」
堀田さんと弥刀さんは一足先に水着を買いに行っている。
= = = = =
鉄臣君、お手洗いから出てきたところで、同じタイミングで出てきた迫田さんと再会した。
「あっ、もうすぐ集合だね」
「・・・」
「ああ、俺、堀田さんとこから一緒だった「それくらいは覚えてる」です」
「・・・あのさ、あんた、あの人達とどんな関係?」
「えっ、どんな関係ってかぁ?、うーん」
鉄臣君、考え込む。即座に閃いた。
「雑用係!そう雑用係だわ。そうそう、ただの雑用係!」
「何それ?」
「いやー、自分でもなんだろうなって悩んでたんだよ」
「で?」
「雑用係!超簡単なお仕事、誰でも構わない、すぐに替えが利く都合の良いメンバー」
がさっ
「ん?」
鉄臣君、後ろから音がしたので振り向いた。そこには、忘れようもない見惚れるほどの美少女が立っていた。
ただ、いつもと違って、壊れそうに儚げな印象だった。
久遠寺さんが鉄臣君の横をすり抜け走り去っていった。
「追っかけて、早く!」
「えっ?えっ?」
「久遠寺さんを追っかけて!」
鉄臣君、久遠寺さんの後を追った。見失った。
「久遠寺さん、どうしたんだろう?」
= = = = =
「ぶつかって、すみません」
「おねえちゃーん、おれ、すんげー、いたかったんだけどぉー」
「すみません」
「おねえちゃーん、詫びのしたかってあると思うんだよねぇ」
「すみません」
「ねえねえ、お茶しようぜ、いやカラオケいこう、カ、ラ、オ、ケ」
「わたし、連れがいますので、失礼します」
「おぇい、お前がぶつかってっ来たんだろうがよぉ」
= = = = =
鉄臣君、男の怒声に気がついた。
「嫌な感じがする、外れて欲しいんだけど」
と独り言もそこそこに声のする方を確認しに行った。
悪いこと的中。
久遠寺さんがチンピラ3人に絡まれていた。
鉄臣君、震え始めた。手を握り締めて、腕を噛んでいた。
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、震えが止まらない」
いかがでした?
次回、ヘタレ鉄臣君の平身低頭が見られます。
読んでいただいて、感謝です。
ご期待ください。
ここでお願いがございます。
どなたかご感想をいただければいいのですが、ダメでしょうか?
よろしくお願いいたします。




