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部活動 5-7.14

ここまでお読みいただきありがとうございます。


イラストにできたらサービス回の最中です。


ではでは~


「サフラさん、どうしてあのタイミングで言うんですかぁ」

鉄臣君の抗議は正当な権利だった。


「ごめんなさい。なぜか言っておかないといけない気がした」

表情を変えず返答するサフラさん。


「ケイティさんもわざわざ撮らなくてもいいじゃないですか!」

「ゴッメーン、後でサフラをからかおうと思ってさ」

カラカラと笑い飛ばすケイティさん。


「勘弁してくださいよぉ」

鉄臣君、折れそうだった。


「お詫びに気に入った画像【全部】コピーしてあげるから」

内緒話をする仕草で話しかけるケイティさん。

しかし、声の大きさが普通の会話レベル。

周りに間違いなく聞こえている。


鉄臣君、返事は一つ。

「いりませんよ! ほん≪≪そぉーくぅーとぉーお?≫≫」


鉄臣君、誰ともなくなぜ責められて睨まれているのか判らなかった。

「えぇ、え!だって、本人が承諾するわけないじゃないですか」


「わたしが、ちゃんと確認していますぅ」

不機嫌そうに答える桃園さん。


「そ、そうですか。なんか、すみません」

鉄臣君、不条理を感じながら反射的に謝った。


 = = = = =


リア充カップルの肩が小刻みに震えていた。

『正輝君、笑っちゃダメ』

『要こそ、三石君にバレるよ』


 = = = = =


かくして、水かけ祭りは終了した。


ケイティさんは、目論み通り喪部OBの一人とお近づきのチャンスに恵まれた。

しかし、ノリの良さで意気投合にもかかわらず、アドレス交換まで至らなかった。


結局、桃園メイドには、一般人は物足りなかった。

残念メイドは、夢見る乙女。

背中を預けられる伴侶と巡り合う日まで、婚期を逃さないように探索に余念はないだろう。


「サフラはどうするの?」

マリンさんは、何気なく聞いた。

「お嬢様についていく」


「それって」

オクサナさんは少し驚いた。

「愛人でいい」

メイド仲間の中で発言の爆発力は、思いのほか弱かった。


「もれなくサフラがついてくるなら、お得だな」

クリスさんがサラッと言った。


 = = = = =


鉄臣君、部屋で着替えるためにシャワーを浴びていた。


≪せんぱーい≫

橘きゅんの元気な声。


「ゴメーン、今、シャワー」

ちょうどシャンプーの途中だったので、すぐに終われなかった。


≪カチャ≫

「先輩、お背中流しますー」

「え゛!」


「えい!」

鉄臣君、橘きゅんの声とともに背中に手のようなものの感触を感じ取った。

「ふひゃひゃひゃー」

鉄臣君、思わず悲鳴を上げる。

それに構わずマッサージするように背中を這いまわる橘きゅんの両手。


「先輩、ボク」

鉄臣君、シャンプーの泡を洗い流し終わっても固まったままだった。

後ろから腕が絡みつく。

鉄臣君、肩に橘きゅんの頭を置かれる。


鉄臣君、再び悲鳴を上げそうになる。

下半身に硬く熱いものが触れているのに気が付いてしまった。


「た、た、たちばなしゃん」

「もう少しだけ。何もしませんから。先輩、ありがと、死なないでくれて」

腕がほどけていく。


「えい!」

「キャーーーーー」

鉄臣君、他人に掴まれたのはこれで二人目。


「う、サフラさんの言う通り」

「やめてー」


鉄臣君、漏らした時より恥ずかしかった。


 = = = = =


「えへへー」

橘きゅんは上機嫌だった。

「もう勘弁してよぉ」

鉄臣君、着替えが終わって、軽く食べようと橘きゅんに誘われ屋台村にやってきた。


「あぶなかったぁー。ボクびっくりしましたヨォー」

嬉しそうに鉄臣君の顔を覗き込む橘きゅん。

「びっくりしたのは、俺の方だよ」

「えー、ソウデスカー。ボク男なのにぃ」

鉄臣君をからかい甘える橘きゅん。


「えい!せーんぱい!ゴニョゴニョ」

鉄臣君に首に手を回し抱きつく橘きゅん。

鉄臣君、耳元に何かをささやく後輩のなすがまま。

「ヒィーーーーー」

その内容に何回目かの悲鳴。


「もう、橘!なんで先輩に抱き着いているのよ! どこ行ってたの!」

「ねぇー、先輩。一緒にシャワーしてましたよねぇー」

「橘さん、誤解を招くようなこと言わないで、お願い」

鉄臣君、これ以上の混乱を避けるため、懇願するしかなかった。

いかがでしたか?


鉄臣君、ちょっと危なかったです。


次話をお待ちください。

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