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部活動 2-2.1

生徒会自主合宿 2日目を迎えます。


カップルはどうしたのでしょうか?

残念ですが、何もしていません。

惜しいです。その理由は、そのうちに


では、お楽しみくだされば幸いです。


ここまで、お読みくださってありがとうございます。

ポイントいただきました、ありがとうございます。

ブクマ、ありがとうございます。

PV増えてます。ありがとうございます。

「鉄臣君、おはよう」

「会長、おはようございます」


「やあ、昨日は散々だったね」

「堀田さん、思い出させないでください。あっと、おはようございます」

「お、おはよう。君は律儀だね?」

「挨拶は大事だと思っていますから」

「まあ、君らしいのかもね」

「なんですか?それ」

「こっちの話」


「朝ごはんの用意ができているから、行きましょう」

「え、すみません。ボク寝坊しましたか?」

「いいえ、気にしなくていいわ、みんなで早めに起きただけだから」

「でもー」

「鉄臣君はアルバイトで疲れが溜まっているんでしょ?朝くらいは普通の時間でいいのよ」

「なんか、ありがとうございます」

「さあ、行きましょ」

ふたりについていく鉄臣君だった。


ダイニングでは朝食の準備中。

女子3人はエプロン姿。

鉄臣君、その姿に見とれてしまった。

アニメや漫画の世界が目の前にある。また異世界に迷い込んでしまった。

どうした、早く褒めるんだ。


「鉄臣君、あなたはだし巻き担当よ」

「え?あ、はい」

鉄臣君、不意に声をかけられ反射的に返事をしてしまった。

「・・・ここ、卵焼き器ってありますか?」

「これならあるよ」

堀田さんが差し出したソレは使い込まれた銅製だった。

「ぅわー、なんか高そうですね?」

「うーん、値段は知らないけど予約して2年待ったらしいよ」

「ふぇー、すごいですね」

「叔母さん、料理に凝った時期があってね。僕がだし巻きが好きになったのもその影響なんだよ」

「そうですか、それで弥刀さんのだし巻きも美味しんですね」

「わ、わたしのは、まだまだだよ。三石君の方が美味しいから」

「いえいえ、ご謙遜をぉ。ボ俺のだし巻きには【愛情】という調味料は入っていませんから」

「もう、恥かしいから言わないでよ」

「僕にとっては、要のだし巻きが一番だよ」

「/////」

「「「あーーーー、いーなー」」」

「リア充ぱねー」


ご飯とみそ汁の朝食にだし巻きが追加された。

鉄臣君、会心の作、味は薄味で砂糖をひとつまみ、バターを少し加えて柔らかに仕上げた。


舌の肥えているだろう超エリートの評価は高かった。

「だし巻き指令のときには、これを作ろうか?卵はスーパーの安物だけど」

「ぜひお願いするわ。毎日指令出したくなるわね」

「鉄臣君、わたしも料理頑張るから、たくさん食べ・・・・味見お願いしますね」

「鉄臣ぃ、こ、こんど、ウチで作り方を教えてくれるかな?」

「「!!!」」

(久遠寺さんと桃園さんが楠木さんを睨んでる?なんで?気のせいだ、きっと気のせい。アレ?みんなボクを見てる?何?何をしないといけないの?考えろ、ボク)

「あー、おかわりしてもいいデスカー」

「三石君、はい、お椀貸して」

「ありがとうございます」

弥刀さんがご飯をよそってくれた。

鉄臣君、お茶椀を受け取り黙々ともぐもぐご飯を食べて、何かをウヤムヤにした。


鉄臣君、だし巻き卵の出来にさすが銅だと熱の通りがいいなと感心していた。いいのか?それでいいのか?


朝食を食べ終えて、鉄臣君が後片付けをしますと名乗り出たが

堀田さんも僕も手伝うからと男子二人で引き受けた。


女子たちは今日の予定の打ち合わせらしい。

(いつ帰るの?ボク着替え無いんだけど)

「三石君、今日は天気もいいから何かしないか?」

「うーん、部活動的なってことですよねぇ」

「そうだよ」

「この辺に何かありますか?」

「郷土資料館くらいかな?あと醸造所」

「そこ、見学したことあります?」

「入ったことはないね」

「じゃあ、見学してみるってどうですか?味噌汁、そこの味噌でしょ。美味しかったですし」

「いいねえ。三石君、君が喪部に入ってくれてほんとによかったよ」

「そんな、大げさな。初めて来た土地なんで思いついただけですよ」

「じゃあ、彼女たちに提案しに行こうか」


二人は片付けを終えてリビングに入った。


リビングで久遠寺さんと弥刀さんが出かける用意をしていた。

「あれ、どこか行くんですか?」

「え、きょう!!きょーーわ、お天気がいいから、その、あの、あ、そうそう散策でもと、支度していたの。 鉄臣、くんも一緒にいかがかしら?」

(いつもの会長らしくないなぁ、いきなり変な声出すし。空気を読んで合わせるか)

おーい、鉄臣君、空気が読めてないぞ

「そうですか、じゃあ、さん「会長、ちょうどよかった。近所の郷土資料館と醸造所を見学に行きませんか?」」

「アラ、そうなの。堀田君ありがとう。そうね、ここに何回か来ているけれど、入ったことないものね」

「三石君の発案なんですよ」

「じゃあ鉄臣君、私たちを誘ってくれるかしら?」

「あ、はい、喜んで。じゃあ、準備してきます。弥刀さん、ボ俺のシャツって」

「乾いてるわ。ベッドの上に置いといたわよ」

「ありがとうございます、じゃあ」


鉄臣君、借りている部屋に向かった。

ありふれた朝の風景です。


この後、鉄臣君、またやらかします。


それは何でしょう。少し手を加えてから投稿します。

お待ちいただけると嬉しいです。


よろしくお願いいたします。

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