7章 黒田と赤川が再び登場---1(黒田と赤川のその後)
第一部の主人公の 黒田こと黒田洋と
赤川こと赤川洋子が 付き合い
始めて 1ヶ月たった 夏休みの始まりの
ことであった。
赤川洋子が いつも 口ずさんでいる歌を
小さな声で歌いながら 黒田洋を公園で
待っていた。
そして遠くに 黒田洋の姿が見えたとき
いつものように 胸が高鳴るのがわかった。
赤川洋子は思わず 座っていたベンチから
立ち上がり 黒田洋のところまで
急いで 駆け寄っていった。
赤川洋子は 黒田洋の前まで来てから
こう切り出した。
「黒田くん わたし約束の時間よりも 早く
来ちゃった。
だってこうやって 会うのが 待ち遠しかったの。
黒田くんも こうやって 約束の時間よりも
10分も 早く来てくれて嬉しい。
ありがとう」
赤川洋子は 少し照れながら そう言って
いたのだった。
黒田洋と赤川洋子の 二人は
付き合い始めてからというもの
下校時は ほとんど毎日のように
一緒に帰っていた。
二人の話しの内容は お互いの今までの
境遇だったり 黒田洋は洋で
まあ こうやって 赤川さんと出会えて
付き合えたのは 運命かもしれないだと
言ったり 初めて 付き合うのが
赤川さんで 良かったと
そんなことを言っていた。
赤川洋子の方は 黒田くんはやっぱり
優しい心の 持ち主なんだって
思ったことを 素直に 言っていたり
黒田くんのような人と 出会って付き合えて
本当に良かったと 心の内で思ったり
黒田洋に 言ったりしていた。
そんな二人だったから 心の底から
お互いを 好きと思って その気持ちは
二人ともに 同じだった。




