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6章 --4(強さと友情 その2)
木本愛は 半分 二人が
どう言うかわかっていた。
それが親友だと思っていたし わかっていなかったら
二人には 告げようなんて思わなかっただろう。
そして 二人が木本愛に こう言われて
この会話は 始まったのだった。
「今まで 黙っててごめんなさい。
わたしは わたしは 昔からとても好きな
男子がいるの」
と 切り出した。
そして こう続けた。
「幼なじみの空野陽くんが好き。
わたしは ずっと前から彼が好きだったの。
二人とも わたしを応援して。
わたし変わりたいし 強くもなりたい。
たとえ かなわない恋だとわかってても
それでもいいの。
本当に好きだから 彼女がいると 知ってても
告白したいの。
わたし 我儘な人間だと思う?
伊原さん。
山井さん」
と 一気に言ったのだった。




