4章 - 2 (日常のできごと)
木本愛の女友達の中で 結構 仲のいい友達が
いることにはいた。
それは山井恵理という 2年2組の
同級生で その子は木本愛と出会ってから
何か通じるものがあって すぐに仲良くなったの
だった。
山井恵理の恋愛感覚は 今ごろの女子としては
珍しい感覚の持ち主であった。
そう山井恵理は 夢見る少女であって
彼女の想いとしては この世の中には
運命の人がいるとか 白馬の王子さまが
むかえに来てくれるとか 小さい頃から思っていた。
そんな女子だったので 男子に対して好き嫌いが
はっきりしていた。
山井恵理は パッと見ると可愛げがある
女子だったが そういう性格が災いして
中2のときに 1ヶ月だけ付き合ったことがあった。
あったのだが この人は運命の人じゃないわと
思ったから すぐに恋愛感情はさめて 別れて
しまったのであった。
それが山井恵理が 今まで1回だけしか
付き合えなかった理由である。
ちょっとネクラなとこがある木本愛と
夢見る少女の山井恵理が 友達になれたのは
お互い 内に秘めているものが 同じであろうと
いうことに どちらともなく気付いたからである。
そんな二人は 日常の会話として
こんな話しをしていたのだった。
「木本さん。やっぱり男子なんて ほとんどみんな
同じよ。 わたしたちのことと 本当に愛したり
恋したりしたいと思っている人なんて
いないのよ」
と 山井恵理は木本愛に言うのであった。
そうすると 木本愛はおだやかに
こう言うのであった。
「山井さん。 この世の中には きちんと自分を
見てくれている人がいるものよ。
運命の人は いると思うけど
白馬の王子さまが いつまでもむかえに来るのを
待つのは どうかと思うけど。
わたしは こんな地味だけど山井さんは
かわいいと思うから 自分から
アプローチすれば 山井さんが好きになった人と
うまくいくと思う。
もう少し妥協すればいいのに。
それが山井さんの ためだと思うわよ」
木本愛に こう言われて半分 納得した様子を
見せたりするのだが やっぱりそう簡単には
考えを 変えれない山井恵理がいた。




