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6mって案外短いよね!!プギャー!!

遅くなりました

さて、佳奈も学校に行ったところで俺はご機嫌取りというものをしなければならない

まぁ、それは当たり前だ

悪い事をしたら謝る

それと同じだ


なので…

「外に遊びに行かないか姉さん?」

「外…」


今俺は姉さんを説得しているところだ

元より外に出たがらない姉さんのため、出かけるのは病院に行くときだけなのである


「外は…怖いよ?」

「怖くないよ」

「外は寒いよ?」

「春だから暖かいよ」

「嫌いになるよ?」

「嫌いになって欲しくないから一緒に行こうよ」

「外は行きたくない!!

お部屋で一緒にお昼寝!!」


う~ん…これは迷う…

姉さんのことを考えれば外出は止めなければならない

しかし、要求は昼寝だ


さっき自分を犯そうと考え、

実行しようとした人物に対しての態度としては良いのか?それとも悪いのか…


少なくとも今の自分に本当に二人きりで居るほどの精神力は持っていない

そう悩んでいると…


ピンポーン…

玄関の呼び鈴が鳴った…

「宅配便かな?」

「あっ…待って貴由君」

立ち上がって玄関に歩いていく俺に、姉さんが制止の声を掛け、

自分で歩き、玄関に向かってゆく


かなり珍しいことだなと思った…

姉さんはあまり人と干渉しないはずである


それが自分から干渉するのは何年振りだろうか


「はい、今出ます」

ガチャ…と玄関の扉を開けるとそこには鈴木繭がいた…



~潮海高校生徒会室~


「今月分は?」


潮海高校と同じ制服を着ている男子が5人、女子生徒2人にそう問いかけた


「・・・。」

女子の1人が前に出て茶色い封筒を手渡す

かなりの厚さで、2センチぐらいの厚さがある

「毎月どうも」


男が封筒を受け取り、男たちは生徒会室から去って行った

「歩先輩…もう良いですよッ!!私のためにお金なんか払わなくても!!」


「でも、払わなきゃ貴方が身体で払わなきゃいけないんでしょ?

だったらお金を持ってる私が払えば良い」


「でも…それじゃ先輩に悪いですよ!!」


優衣ゆいちゃん…」




~潮海高校校門前~


「じゃ、今日も何か食いに行くか」


「でも楽なもんすね」


「ん?まぁ、金は毎月手に入るし、払えないなら払えないで身体だしな」


「でも、副会長ってかなりの金持ちじゃないですか?」


「ははは、なにいってんだ」





金は無限じゃないだろ?

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