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無人島で50年も修行したら、強くなりすぎた件  作者: ダイス
冒険者始動編

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エピソード8:護衛任務中

# 第3章:冒険者始動編


## エピソード8:護衛任務中


-----


 三日目の昼。


 馬車は、順調に進んでいた。


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 シオンは、警戒を続けている。


 魔力感知で、周囲を探る。


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「今のところ、問題ないな」


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 クラウスが、馬車から顔を出す。


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「シオン様、お疲れ様です」


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「問題ない」


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「本当に、歩きっぱなしで大丈夫ですか?」


 クラウスが、心配する。


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「三日も、休まずに」


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「慣れている」


 シオンが、答える。


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「そうですか……」


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 クラウスが、感心する。


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「さすが、Bランクですね」


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「ところで」


 シオンが、聞く。


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「何を運んでいるんだ?」


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「宝石です」


 クラウスが、答える。


-----


「隣国で、高く売れます」


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「高価なのか」


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「ええ。金貨千枚分です」


-----


「……千枚」


 シオンが、驚く。


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「それは、狙われるな」


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「ええ」


 クラウスが、不安そうに言う。


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「だから、護衛を雇ったんです」


-----


「任せてくれ」


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 その時――。


-----


 シオンの魔力感知が、反応した。


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「……来たな」


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「え?」


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「止まれ」


 シオンが、命じる。


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 馬車が、止まる。


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「どうしたんですか?」


 クラウスが、聞く。


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「盗賊だ」


 シオンが、前方を見る。


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「前方、二百メートル先に」


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「に、二百メートル!?」


 クラウスが、驚く。


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「そんな遠くから、分かるんですか」


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「ああ」


-----


 シオンが、歩き出す。


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「ここで待っていてくれ」


-----


「え、お一人で……?」


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「問題ない」


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 シオンは、前方に向かう。


 シロも、一緒に。


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 森の中から、人影が現れた。


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 盗賊だ。


 十人ほど。


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「やっと来たか」


 盗賊のリーダーらしき男が、笑う。


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「護衛は、お前一人か?」


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「そうだ」


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「舐めてるのか」


 リーダーが、怒る。


-----


「俺たちは、十人だぞ」


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「見れば分かる」


 シオンが、淡々と答える。


-----


「だが、問題ない」


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「ほざけ!」


 リーダーが、合図する。


-----


 盗賊たちが、一斉に襲いかかる。


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 だが――。


-----


 シオンが、手を上げる。


-----


 重力が、発動する。


-----


 全ての盗賊が、地面に叩きつけられた。


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「ぐわっ!」


「何だ、これは!」


「動けない!」


-----


 盗賊たちが、うめく。


-----


「これで、終わりだ」


 シオンが、冷たく言う。


-----


 身体の周りに、石の礫が十個程浮かぶ


それらを銃弾のように飛ばし、


それぞれ盗賊の眉間に吸い込まれる。

-----


 ドン、ドン、ドン。


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 盗賊たちが、次々と血を流し倒れる。


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 そして動かなくなる。


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「……」


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 シオンが、確認する。


 全員、絶命している。


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「依頼通り、討伐完了だ」


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 盗賊を生かしても、また悪事を働く。


 次の被害者を出すだけだ。


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「これが、正しい」


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 シオンは、何も感じない。


 必要な処置をしただけだ。


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 馬車に戻ると、クラウスが驚いている。


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「も、もう終わったんですか!?」


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「ああ」


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「信じられない……」


 クラウスが、呆然とする。


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「十人を、一瞬で」


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「問題なかった」


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「すごい……」


 クラウスが、感嘆する。


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「さすが、Bランクですね」


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 その後、旅は順調に進んだ。


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 隣国に、到着する。


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 クラウスは、商品を売る。


 大成功だ。


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「ありがとうございました、シオン様」


 クラウスが、深々と頭を下げる。


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「おかげで、無事に取引できました」


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「仕事だ」


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「これは、報酬です」


 クラウスが、金貨の袋を渡す。


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「金貨十枚、確かに」


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 シオンが、受け取る。


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「それと、これも」


 クラウスが、もう一つ袋を渡す。


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「チップです」


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「金貨五枚、入っています」


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「いや、これは受け取れない」


 シオンが、断る。


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「受け取ってください」


 クラウスが、頼む。


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「あなたのおかげで、大成功しました」


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「……分かった」


 シオンが、受け取る。


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「ありがとう」


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「こちらこそ」


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 帰路も、問題なく終わった。


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 都市に戻ると、ギルドに報告する。


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「護衛任務、完了しました」


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「お疲れ様でした」


 受付嬢が、笑顔で言う。


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「クラウス様から、絶賛されていましたよ」


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「そうか」


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「これで、Bランク依頼を四つクリアしました」


 受付嬢が、確認する。


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「Aランク昇格試験を、受けられます」


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「分かった」


 シオンが、頷く。


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「申請してくれ」


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「かしこまりました」


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 シオンは、Aランクへの道を歩み始めた。


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