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無人島で50年も修行したら、強くなりすぎた件  作者: ダイス
冒険者始動編

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エピソード5:第三の依頼開始

# 第3章:冒険者始動編


## エピソード5:第二の依頼開始


-----


 翌朝。


 シオンは、ギルドに向かった。


-----


 三つ目のBランク依頼を、探すためだ。


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 受付嬢が、いくつか提案する。


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「こちらは、ワイバーン討伐です」


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「ワイバーン?」


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「ええ。小型の飛竜です」


 受付嬢が、説明する。


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「山に巣を作って、村を襲っています」


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「強いのか?」


-----


「かなり強いです」


 受付嬢が、真剣な顔で言う。


-----


「Bランクでも、五人推奨です」


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「そうか」


-----


 シオンが、考える。


 ワイバーン、か。


 飛ぶ敵は、面白そうだ。


-----


「これにする」


-----


「本当に、大丈夫ですか?」


 受付嬢が、心配する。


-----


「ワイバーンは、空を飛びます」


「地上からでは、攻撃しにくいです」


-----


「問題ない」


 シオンが、答える。


-----


「俺も、飛べる」


-----


「……え?」


 受付嬢が、固まる。


-----


「飛べる、んですか?」


-----


「ああ。重力操作で」


-----


「……」


 受付嬢が、言葉を失う。


-----


「分かりました」


 受付嬢が、依頼を受理する。


-----


「場所は、北の山です」


-----


「分かった」


-----


 シオンは、北の山に向かった。


-----


 都市から、徒歩で半日。


 険しい山道を、登る。


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「高いな」


-----


 標高、千メートルはある。


 空気が、薄い。


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 だが、シオンには問題ない。


 魔力で、体を強化している。


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「もう少しだ」


-----


 山頂近く。


 大きな洞窟が、見える。


-----


「あれが、巣か」


-----


 シオンは、慎重に近づく。


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 洞窟の入口。


 地面に、爪痕がある。


-----


「大きな爪だ」


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 魔力感知を、使う。


 洞窟の奥を、探る。


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「……いるな」


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 強い魔力の反応。


 ワイバーンだ。


-----


「一匹、か」


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 シオンは、洞窟に入る。


-----


 暗い。


 魔力で、光を作る。


-----


 手のひらに、光の球。


-----


「明るくなった」


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 奥に進む。


-----


 広い空間に、出た。


-----


 そこには――。


-----


 巨大な飛竜がいた。


-----


 体長、七メートル。


 鋭い爪。


 強靭な翼。


-----


「これが、ワイバーンか」


-----


 ワイバーンが、シオンに気づく。


-----


 ギャアアア!


 甲高い鳴き声。


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 威嚇している。


-----


「来るか」


-----


 ワイバーンが、飛び立つ。


 洞窟の中を、旋回する。


-----


 そして、急降下。


 シオンに向かって、突進してくる。


-----


 鋭い爪を、振りかざす。


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 だが――。


-----


 シオンが、手を上げる。


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 重力が、発動する。


-----


 ワイバーンが、地面に叩きつけられた。


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 ドン、という轟音。


 地面が、大きくへこむ。


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「ギャアッ!」


 ワイバーンが、苦しむ。


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「動けないな」


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 ワイバーンが、必死に抵抗する。


 翼を、ばたつかせる。


 爪で、地面を引っ掻く。


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 だが、重力が強すぎる。


 動けない。


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「すまないが、これも仕事だ」


 シオンが、言う。


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「村を襲った以上、仕方ない」


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 シオンが、圧縮した火球を作る。


 小さいが、密度が高い。


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「終わりだ」


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 火球を、放つ。


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 ワイバーンに、命中する。


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 爆発。


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 ドン、という音。


 煙が、立ち上る。


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 煙が晴れると――。


 ワイバーンは、動かなくなっていた。


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「……終わったか」


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 シオンが、近づく。


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 ワイバーンは、完全に絶命している。


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「証拠が、必要だな」


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 シオンが、ワイバーンの爪を一本、回収する。


 大きな爪。


 これが、討伐の証拠になる。


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「これでいいか」


-----


 だが、その時――。


-----


 ワイバーンの腹部が、微かに光っているのに気づいた。


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「……何だ?」


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 シオンが、近づいて確認する。


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 腹の中に、何かがある。


 魔力の反応。


-----


「まさか……」


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 シオンが、慎重に腹を開く。


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 そこには――。


 卵があった。


-----


「卵……」


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 体長、五十センチほど。


 白い卵。


 微かに、温かい。


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「妊娠していたのか」


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 シオンが、複雑な表情になる。


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「母親を、殺してしまった」


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 卵を見つめる。


 中から、微かな魔力を感じる。


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「生きている」


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 シオンが、考える。


 この卵を、どうするか。


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「親は討伐した。だが、子供に罪はない」


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 シオンは、決めた。


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「この子は、連れて帰ろう」


-----


 シオンは、卵を慎重に抱える。


 温かい。


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「孵化するまで、育てよう」


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 シオンは、卵とワイバーンの爪を持って下山した。





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