エピソード3:ギルドでの評判
翌日。
シオンは、ギルドに向かった。
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次の依頼を、探すためだ。
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だが、ギルドに入ると――。
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視線が、集中した。
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「あれが、オーガを一人で倒した奴か」
「若いな」
「Bランクの新人だろ?」
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冒険者たちが、ざわつく。
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「噂、広まってるな」
シオンが、思う。
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受付に向かうと、受付嬢が笑顔で迎える。
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「シオン様、おはようございます」
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「おはよう」
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「次の依頼ですか?」
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「ああ」
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「こちらです」
受付嬢が、依頼書を何枚か出す。
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「Bランクの依頼です」
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シオンが、見る。
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魔物討伐。
護衛任務。
素材採集。
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「どれにしようか」
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その時、後ろから声がかかった。
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「なあ、お前」
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振り返ると、大柄な男がいた。
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重装備の戦士。
Bランクの徽章をつけている。
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「俺だ」
シオンが、答える。
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「お前、本当にオーガを一人で倒したのか」
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「ああ」
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「嘘だろ」
男が、疑う。
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「オーガは強い」
「Bランクでも、三人は必要だ」
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「一人で、倒した」
シオンが、断言する。
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「……信じられん」
男が、首を振る。
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「だが、ギルドが認めたなら、本当なんだろうな」
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「そうだ」
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「すごいな」
男が、感心する。
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「俺はゴルド。よろしくな」
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「シオンだ」
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握手する。
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「なあ、シオン」
ゴルドが、言う。
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「俺のパーティに、入らないか」
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「パーティ?」
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「ああ。俺たち三人でやってる」
ゴルドが、説明する。
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「もう一人、強い奴が欲しいんだ」
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「悪いが、遠慮する」
シオンが、断る。
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「なぜだ?」
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「ソロの方が、気楽だ」
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「そうか……」
ゴルドが、残念そうにする。
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「まあ、無理には言わない」
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「すまない」
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「いや、いいさ」
ゴルドが、笑う。
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「また、声をかけるぜ」
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シオンは、依頼を選ぶ。
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「これにしよう」
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魔物の巣、討伐。
森の奥に巣食う、ゴブリンジェネラル率いるゴブリンたちを討伐する依頼。
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「Bランクだな」
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「はい」
受付嬢が、確認する。
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「ゴブリンジェネラル率いるゴブリンは統率されているため、厄介でそのためBランクになります」
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「パーティ推奨ですが……」
受付嬢が、心配そうに言う。
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「大丈夫です」
シオンが、頷く。
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ギルドを出た。
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