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魔法少女二人でダンジョンへ①


「はーい、というわけで配信を始めまーす!」

「ます!」


『きたー!』

『待ってました!』

『二人とも魔法少女姿だ!』

『生きている間にリアル魔法少女のデュオを見る事ができるだなんて……!』


最後の人は老い先短い人なの? いや、そもそも本来はリアル魔法少女を見る事もないハズなんだけど。


まぁそれはさておきとして。


るーがこちらの世界にやってきてから早10日程が経過して。


その間にるーは一度ファーマント側に一度戻り、そして再度こちらの世界にやってきていた。


あ、ちなみに世界を渡るような事を勝手に何度もやっているとさすがに目を着けられそうなのでちゃんと協会には連絡している。その結果、ファーマントとの行き来をする場合"基本的には"最寄りの協会で行う事になった。るーは面倒くさがったけど、むしろこの程度で許可がでるのは全然ありがたいので説得した。


あと協会絡みでもう一つ。るーの方にも協会の方から免許が発行された。これ思ったより随分早く許可下りたんだよね。普通は必要な魔術技術の習得帰還は俺と同様にるーも必要としないからこちらの世界の普通の住人よりは早いんだけど、それにしても早かった。


免許取得に関して必要な試験に関して。実技に関してはこちらに戻ってきた時の俺と同じで生身状態だとこちらのマナに合わせての使用はなかなか難しいが技術的には全く問題ないし。魔術の実技試験に関してはディバインアームズを遣えば実践面でも問題ない。それ以外にダンジョンに潜るためには各種ルール等に関する筆記試験を受ける必要があるが、これに関してはるーはかなり優秀な子なので俺が付きっ切りで教え込んだら問題なく突破した。本来はそれ以外に経歴調査等が入りもう少し時間がかかるんだけど……るーに関しては特殊な形式とはいえ準1級(変身状態じゃなければ3級だけど)扱いになっている俺が身元引受人になったことと、いろいろ検査を行った”大魔導"から異世界人である事のお墨付きが出たことで結果として俺みたいに特例的な扱いだけど免許が発行されたんだよね。


正直1ヵ月くらいはかかるだろうなーとは思っていたんだけど、これはありがたい。


というわけで免許が発行された事によりるーもダンジョンに潜れる事になったので、今日は彼女を連れ立ってダンジョンにやってきたわけである。


そうして行き来を終えて、更にそこから数日経過し。俺とるーは連れ立って、とあるダンジョンにやってきていた。


以前の配信の際に話していた銚子や筑波ではない。というか関東ですらない。俺達は今回関東を飛び出して、新潟の燕三条のダンジョンまでやってきていた。


ここは本来は中層への突入は2級以上しか許されていないダンジョンだ。ようするに本来の俺の等級である3級では突入不可能なダンジョンである。なので今回俺と、それにルーも変身後の魔法少女姿のままだ。


今回、わざわざ新潟まで足を運んだのは、ルーティエの存在がある。


というのも、先ほど述べた通り燕三条のダンジョン難易度は銚子や逗子よりも高めだ。勿論準1級……実際の実力レベルでは1級に匹敵しているとされる変身後の俺なら問題ない。ただ戦闘時間の制約が大きい今の俺だと無理が効かないのと、そもそもの話地元から結構離れているのもあって対象から外していたんだけど……るーが居ればその問題の大部分が解決するのだ。


というのも、るーの持つディバインアームズの能力は"空間・次元"なのだ。今回のように世界を渡る力はある意味副産物的な物であり、彼女の本来の能力としては空間を操作しての転移や亜空間への格納による物資の大量輸送、空間を歪ましたり断絶させることによる攻撃能力である。


まぁ一番最後の攻撃能力は置いておいて、他の二つの能力──特に転移能力がデカい。


さすがに一度も行った事がない視界外への場所への転移は難しいが(不可能ではなく、マナの経路(パス)を張った対象へ向かっての転移の他、座標指定でも一応転移ができる)、逆に言えば一度その場に行ってしまえばマナを消費するだけで彼女は簡単にその場に移動できる。勿論俺も連れてだ。


これは自宅と行き先のダンジョンの移動時間を無視できるという点もあるが、それ以上に大きい事がいつでも撤退できるという事だ。もし俺一人だったら帰り道の事も考えて魔力を使う必要があるが、るーがいれば帰りの事は考えずに戦えるわけだ。更にドロップ品も空間可能にしまって貰えるオマケつきである。これは非常に大きい。


そこでるーの了承を得た上で考え出した俺の作戦。


それが”"変身して能力の上がっている間にレベル高めのダンジョンに潜ってレアなドロップ品を取得し、変身前の戦闘能力を底上げさせる装備を作ろう作戦"である。



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