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初配信終了


とりあえず自身がこんな姿になった経緯と俺が行っていた世界に関しての説明を終えた俺は、その後もテキパキと質問に対して答えていく。


『その体になってて何か違和感を感じたりする?』

「向こうの世界に7年程いたんだけど、その間はずっとこっちの体だったからもう完全に慣れた」


『逆に男に戻った時どう感じた?』

「……正直、違和感は感じた。どこが、とは言わないけど」


『今着ている服、可愛いけど自分で選んだの?』

「女物の服のセンスは俺よりアイリスの方があるから選んでもらった」


『普通に女物の服着るんだ?』

「まぁ向こうではずっとそもそもそういう恰好だったから……今更だから抵抗感とかはないし。後房総ダンジョン近くだと品ぞろえは無くて、俺の身長や体格を考えると基本女物以外はあまりいいのがなかった」


『もしかして戦闘時のちょっとえっちぃ服はトワちゃんの趣味?』

「アイリスの趣味! あの変身シーンも!」


『あの地竜をぶった切ったのってどうやってやったの?』

「アイリスの能力は"結界"なんだけど、ディバインアームズの先に結界を刀みたいに薄く長く展開してそれをぶち当てた」


『なんでこれまで配信してなかったの』

「向こうの世界では滅茶苦茶注目を浴びるポジションだったから、こっちの世界ではしばらくはあまり目立たずに暮らしたかった。後ディバインアームズ無しでもある程度戦えるようになってから配信開始したかったんだよ、装備無しだとクソ雑魚だったりすると格好悪いし……」


『その姿が変身後だとしたら元の姿に戻らないの? 実はそっちの姿の方が気に入ってる?』

「そういうわけじゃなくて……えっとだな、ディバインアームズは無尽蔵に力が使えるわけじゃなくてカートリッジに蓄積した魔力を使って能力を行使するんだよ。んで、変身するときや元に戻る時もかなり魔力を消費するんで……今元に戻っちゃうとこっちの体に変身できなくなるんだ」


カートリッジは最大5個まで溜められる。向こうの世界ではその5個は2~3日で溜まるレベルなんだけど、こちらの世界では恐らく魔力の質が違うせいで全然溜まっていない。こちらの世界に戻ってきてからすでに3か月たって溜まったのは2.8個分だけで全然遅い。まぁ最初の1個が溜まるまで1か月半以上かかったが、ダンジョンに潜り始めてからは徐々に溜まる速度が上がっているようなのでアイリスがこちらの魔力に合わせて調整してくれているのだろう。だがそれにしたって一日や二日ではそこまで回復しない。いや変身だけならなんとかなるかもしれないが、変身だけで残魔力使い切ったら意味がないしな。


『でも別にしばらくは変身しなくても大丈夫じゃない? 元々変身しなくてもそこそこ戦えているわけだし』

「あー……これは公式発表とかされてないんだっけ? 話しても問題ないと言われてるから話すけど、明日房総ダンジョンの調査に潜るんだ。下層まで行くらしいんで、そうするとこっちの体で行かざるを得なくてさ」


『マジか』

『3級相手に依頼するのか……まぁ特例扱いなんだろうけど』

『上位勢の大部分が九州にいっちゃってて人手が足りないからね、そりゃ地竜を一刀両断できるような人材がいれば依頼するでしょ』

『空も飛べるから下層の偵察には適任だろうしな』


「そう言う事。それじゃ今日はこの辺で配信を閉じようと思います」


明日はダンジョンに潜る訳で、あまり夜更かしは避けたい。それにここで話過ぎるより今後に残しておいた方が今話のネタに当面困らないで済むしな。そう思って終了を告げると、コメント欄から不満の声が漏れる。


『えー、もっといろいろ聞きたい』

『トワちゃんの事もそうだし、異世界の事や使える能力の事も聞きたいな』


「ごめんね、こういうの初めてだからちょっと疲れちゃってさ。能力に関しては明日も配信するからそこで! それじゃこれからよろしく!」

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