表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

暮らしのヒント

やっぱ20000ポインツが欲しいと思ったはなし

作者: 山本大介

 凝り固まった考え方はいかんですね。


 へっ、なにが?と唐突にお話ははじまります。

 私は、今までマイナンバーカード作っていませんでした。

 なのでポインツが貰えるというカード普及の恩恵を一切受けていません。

 それは何故か、私の気持ちが機械による統制を受けるのではないかと拒否感を覚えたからです。

 ポインツを貰ってお得かもしれんが、機械には支配されぬぞと。

 なので、何度もポイントキャンペーンをやっていて、奥さんや家族がカードを作っても、私はノーサンキュでございました。

 今なら20000ポインツ貰えるとかやっていましたね。

 でも、でも、でも。

 作らない。

 これが私の矜持だと思っとりました。

 おいおいなんでもかんでもIT化って時期尚早過ぎんか・・・。

 ほらほら、ニュースでも欠陥あるやん。

 やっぱアナログよ。

 ワシはこのままでいくぞぉ!

 ところが・・・。

 今年の12月から保険証が、マイナンバーに紐づけされるということになりました。

 そんなバナナっ!

 聞いてないよ~。

 あわわ、まさかの強硬手段・・・ぜったい、じぇったい、しなくちゃイケナイやつじゃん。

 だったら、ちゃんと告知してよ。

 やってた?

 ニュースでやっていた?

 告知もしていた?

 本当?

 そっかあ。

 そうなると20000ポインツ惜しいよね。

 じゃあ、ポインツ貰ったもん勝ちじゃん。

 そんなのないよ~。

 ・・・はい。これがマイナンバー作らなかった、ひとりの男の悲しき姿です(笑)。

 抵抗が無意味となりました。

 ワシの矜持が・・・。

 

 そんな憤りを奥さんに伝えたら、鼻で笑われました。

「自業自得。ずっと、封筒(マイナンバーカード変更)送られてきたよね。何度も税金を使って送って来たのに結局登録しなかったね・・・もったいない。だいたいそういう流れになると思っていたでしょ、・・・それに」

 私は軽くジャブを食らい、

「情報統制とかいいうけど、あなたは所詮は一般民でしょ、そんなに気にする事ないよね」

「はあ」

「知られて欲しくない事でもあるの」

「・・・それはない・・・ね」

 と、おっしゃる通り返す言葉もありません。

「分かった?早く。手続きしなさい」

「ほーい」


 それでも、いや、保険証はやっぱり無くならないかも・・・どんでん返しあるかもよ。

 と、ぐずくずしておりました。

 でも、どうやら流れは変わらないようです。


 私は納得しつつ不承不承もありながら、オンライン手続きにするかと迷っていました、けど、市役所に行く機会がありまして・・・。

 ひょっとして、まだマイナンバーの手続きやっているかなと思い、受付で軽く聞いてみると、ソッコーで送付手続きへと案内されました。

 あ、市役所でもまだやっているんだ・・・当然か。

 およそ15分くれえで完了・・・なんという速さ。

 しかも、そこであるあるが発生しました。

 証明の写真も撮られます・・・正直思ってなかったので、ナチュラルにむさ苦しい顔でした(汗)。

 ふう。

 マイナンバーカード民になっちゃったよ。

 私のアイデンティティは、一体・・・まあ、仕方ないよね必要なんだから。

 

 という訳で、せめてリアルポインツの替わりにこのお話でなろう評価20000ポインツちょ(唐突)と思ったのです。

 書かなきゃ、やってられないよ(笑)。

 あっ、勿論、冗談ですよ。

 かこつけてみました。

 うーむ。

 いえいえ、納得はしていますけどね。

 こういう奴もいるんですよ~。

 時代に乗り遅れたおじさんが、慌てふためいた顛末でした。



 やっぱ迷うよね・・・そうでもない?(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 20000ポインツ貰った派です。(笑) でもコロナワクチンは打ちませんでした。 ありますよね、なんと言われようがイヤなものって。 [一言] マイナカードが保険証代わりになるって聞いたので…
[一言] まあ、お気持ちはわからないでもないのですが──。 これは以前、介護系の仕事(事務方)をしていた時に感じたことなんですけどね。 高齢者には、生活保護や身体障害、遺族年金など特殊な事情を…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ