タイトルによる集客効果の実証
定期的に論じられている「小説家になろうでのタイトル効果」ですが、
「目を引くタイトルを」と言われても具体的にどんなものかイメージできなかったり、
「集客効果あるよ」と言われても、具体的にどの程度の効果があるのか、分からなかったりしますよね。
そして、「それは純粋にタイトル効果なのか?」
読まれている作品は、違うタイトルだったとしても同じように読まれ、
読まれない作品は、タイトルに工夫したところで結局読まれないんじゃ?
と思うかもしれません。
ですので、私が実際のソースを出します。
先日完結した拙作(中編連載作品)を挙げます。
※宣伝を兼ねていますので、不快な方は目をつぶってご退却ください。
変更前タイトルは
『勇者さまのお供え姫』
更新途中でタイトル変更して
『勇者さまのお供え姫 〜辛抱強く十年待った勇者をぽっと出の妹に取られました!〜』
あらすじは変更なしで、
『勇者が帰還したら結婚する。そう約束して十年間待ち続ける姫は、『勇者さまのお供え姫』と呼ばれていた。』
タイトル変更のみで、PVの変化は下記のとおり。
2月4日にタイトル変更しました。
前日と投稿頻度は同じです。(2月3日も2月4日も3話ずつ投稿)
2月4日の3話投稿の合間にタイトル変更したので、前タイトルで投稿した更新回と、タイトル変更後に投稿した更新回で、すでに変化がありました。
それが分かるように2月4日の時間帯別のPVもスクショしておけば分かりやすかったのですが、残していません。
いかがでしょうか。
タイトルによる集客効果が実証できたと思います。
しかしタイトル変更によって大きく伸びたのはPVで、その時点でブクマや評価がぐんと伸びたわけではありません。
「まずは読んでもらうこと」を目標とする場合、タイトル工夫はやっぱり大事なんだなと実感したお話でした。
でもぶっちゃけ、自分が読み手として作品タイトルを目にするときに、「長文すぎてお腹いっぱい」や「なろうっぽすぎて逆に印象に残らない」と感じることもあるので、ゴチャゴチャしすぎなのも良し悪しかもしれませんね。
タイトル変更したほうが受けそうだと思っても、別にタイトルで読まれなくてもいいやと思う(タイトル釣りする気がない)場合は、シンプルタイトルを貫くこともあります。
結局、作者が良かれと思うタイトルが一番良いよなと思うわけですが。
タイトル変更によるPV変化の実証がどなたかの参考になればと、載せました。
※当エッセイは作品宣伝も兼ねているため、ほとぼりが冷めた頃に検索除外させていただきます。
↑※と書いていましたが、レビューをいただきまして、検索除外するのもあれだなと思い、そのまま置いておきます。(2024.2.20)