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あの桜の下で  作者: 斬鮫 残月
4/5

変化のある日常

次に目が覚めた時

横には白衣を着た男の人と隣には看護師の人

医者とは思えないようなきれいにブリーチをした白い髪

日焼け知らずの色白の肌

上から下まで真っ白だった


先生「目が覚めたみたいだね おはよう」

少しけだるそうな声で言ってきた


先生「私は君を担当する松原(まつばら)だ よろしく」


松原と名乗った人はそういうとすぐカルテに目を移した


飯田「先生。。? なんで俺はこんなところにいるんだよ」


自分でもびっくりするくらいの真顔でその男に聞いた


松原「君は頭に強い衝撃を与えられて救急搬送されてきたんだよ」

淡々とその人は言っていた

松原「君の年齢的にも 喧嘩かなんかだろうね 

   暴力もいいが ほどほどにしないと命を落とすぞ」


とても医者とは思えないことを言っていた


その時病室に一人の女の子が入ってきた

こちらを見るや否や

飛び込んできた


女の子「護くん! 目が覚めたんだ! よかった・・・」


この子は誰なんだろう。。。

見覚えのある制服に

見覚えのある白いカーディガン

飯田「君は。。。?」

そういった瞬間

その女の子の目から涙がこぼれた


松原「その子は君の彼女だろうね 君が搬送されたときに一緒にいた子だ

   外相がない分 海馬にダメージがあったんだろうね」

そういいながらその男は病室の扉を開けた

松原「君には少しいろいろ聞きたいことがあるから ちょっと来てもらってもいいかな」

そう女の子にいうと二人は病室を後にした


俺はその次の日に退院した

松原「いい? 退院しても週に一回は私のところに来てくださいね」

俺は手を挙げて荷物を片手に親の車に乗り込んだ


家に着くと昨日いた

女の子がそこにいた

女の子「護君。。。 私は君のクラスメイトでとなりの席に桜木鈴歌 よろしくね

    家も隣だから 学校は明日から一緒にいこうか」

涙ぐるみながらその女の子は言っていた

うなずくことしかできない俺はもうづぶれて消えてしまいそうだった。



--次の日--


朝家から出たら制服姿の桜木がいた

初めて見たはずだが なぜか懐かしい




しばらくしたある日

帰りはほかの人と一緒に帰った。

そいつはクラスでは悪目立ちをしていて

いつも一人の。。。

俗にいう問題児というやつだ

夜には喧嘩に明け暮れて

いつも頬には傷をつけていた。


名前は風間かざま いさむ

名前を取って近隣の高校では「風神」と恐れられてる。


そいつと一緒にいるとそいつと同じように扱われる。


タバコだって始めてしまったし

方がぶつかっただけで相手が立てなくなるほど殴り飛ばした。


風間のパートナーとして周りに認知されていった。

学校では優等生を演じ切り

一度校門を出ると風神のパートナーとして

ある意味でもとても楽しかった


いくら問題を起こしても「生徒会」という肩書は強かった

ほとんどだが定額がないのだ

みんなから恐れられている中「桜木」は違った

何事もなく接してくれる。


少しうっとおしく感じるが女には手を出さない

一般的。。といえばそうだが 自分の中のルールだった

そんな中自分の知らないところである計画が進んでいることは

まだ知る由もなかった

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