第十三話 閲覧注意
「鼻息がくすぐったいわ」
俺の荒い鼻息が白く長いイェフェンのうなじに当たる。
後ろから抱きしめようと手を伸ばすと、イェフェンは急に寝返りをうって、こちらを向く。
彼女の緑色の大きな瞳に緊張している表情の自分が映る。
二人は互いの覚悟を推し量るかのようにそのまま見つめ合う。
暗闇の中で、焚き火がパチパチと弾け、まるで俺たちを急かすように木々がざわめく。
「おいで」
イェフェンは俺を力強く引き寄せて抱きしめる。
一回りは大きいイェフェンに包まれた俺は身をよじって強引にキスをする。
誘ってきたわりにイェフェンのキスは不器用で、何度も歯と歯がぶつかる。
次第に呼吸が合い始めると、互いを貪り食うかのごとく唇を重ねる。
イェフェンの唇は小さく薄かったが、長い舌が口内で激しく動き回る。
口内だけでなく、全身まで溶けてしまいそうな刺激に思わず身体を震わせるとイェフェンは嬉しそうに俺の頭を撫でて微笑む。
薄々感づいていたが、彼女は主導権をにぎりたいようだ。
だがそれは俺も同じだ。
小さなマルクの身体だからといって嘗められる訳にはいかない。
俺はキスをしたまま唇を沿わせて彼女の長く尖った耳を舐めてみた。
以下、「ミッドナイトノベル」において『夜の森 〜エルフとの情事〜』として短編化。
R18閲覧注意 (https://novel18.syosetu.com/n6011hk/)




