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ネオ・アース 賢帝伝説  作者: おっとっとむ
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レミ・クラシコフ,大クラシコフ神聖帝国皇帝であるクラシコフ11世の英雄譚

ネオ・アースの誕生


 西暦2020年4月1日、巨大隕石が地球に衝突。地表温度は1000度を優に超え、地表の海水は一瞬にして蒸発しつくし、地球上のすべての高等生物、すなわち脊椎動物は死に絶えた。


 この世の(ことわり)として、生命の焔が消え失せるとき、その個体の霊魂が、肉体から離脱し空間を漂う。人間の五感ではこれを感知することはできない。そして、生命の火が肉体にともると、いくばくかの時間を経て、空間に漂う霊魂が肉体に着床する。これを人は「物心(ものごころ)が付いた」と言い慣わしてきた。

 漂う霊魂が少なく希薄の折には、不幸にも、生命に霊魂が着床せず、自らが霊魂を育むことになり、発達の遅滞・障害がややもすれば頻繁となる。しかし、逆にデス・アースと化した地球には、一万年の時を経ても、なお高等生物は現れなかった。これは、大量死で大量に離脱した霊魂が、長きにわたり大気に満ちあふれ、通常では起こりえない霊魂衝突が頻発しつづけた。この結果、霊魂衝突による複合霊魂の生命体着床が、ネオ・アースに少なくない数が生起し、歴史に波乱を呼び起こした。

 その後、数千年後にネオ・アースの中央大陸の中央に、流星群が落下。この流星群の中心に、極めて高純度の源魔石を大量に含んでいる比較的大きな流星が落下した。落下した流星は、紡錘形で高回転のスピンがかかっており、結果として地球深くめり込み、地下五千m以上の地下竪坑を形成し、その底部に極めて高純度の源魔石が堆積し、濃厚な魔素を放出することとなった。この中央部の濃厚な魔素が再生しつつあった動植物に突然変異を促して進化スピードを以上に早め、流星落下後五千年を経ずして、ネオ・ホモサピエンスが誕生した。このネオ・人類は、やがて大陸各地へと移動し、さまざま民族、国家を生み出していった。


 これは、流星落下、ネオ・アースの誕生、ネオ・人類の発生以降、おおよそ一万年後の中央大陸を彩った、英雄・賢人たちの、愛と冒険の物語である。



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