突破口
全員が持ち回りで番をして全員が十分な睡眠を取れたのはいつもよりかなり時間が経った翌日の午後(多分)だった
結局未だに扉の先をどうするかが決まっていなかったので各メンバーが思い思いに階層を戻って討伐したりして過ごした
「あのゴーレムフロアはやっぱりおかしいな。生態系も何も脈絡なく配置されてて」
普通迷宮に出て来る魔物はある程度系統が統一されているそうだ
魔物なら魔物系、死霊なら死霊系、ゴーレムならゴーレム系と。
なのにここは2フロアだけ突如としてゴーレム、しかも1つは例のロボットゴーレムとか言う謎フロア
ダンジョンマスターの他に誰か違う意思が強引に介入したとしか思えないそうだ
それにあんなゴーレムは今まで報告された事もなかったと言う。
そりゃそうだ、あれは完璧に日本のアニメ。しかも結構初期のロボットまで混じっていた
初期のロボットアニメはオモチャ会社と結託してなかったので比較的自由なデザインを採用していて合体系も理屈関係なしに描かれていた
ゲッ○ーロボとかが顕著で嵌まらない、付かない部分をアニメでは本体を歪ませるという荒業で乗り切っていた
超○金で再現すると背中側に余計なパーツが飛び出ていたり外したパーツが床に散乱するって事もしばしばだった記憶がある
おっと、横路に逸れすぎたな…
とにかくアレを生み出した人は恐らく日本人で大のマニアなのは間違いなかった
ーもしロボットアニメのロボットに実際乗れたら?ー
それを体現した様なフロアなのだ
初音さんも前世ではちょっと好きだったロボットがあったみたいで頼まれてあのフロアに行ったら
ガン○ムに感動して積極的に戦っていた
まさか上下が分解してコ○ファイター迄忠実に再現されてるとは思わなかった
搭乗者がいないのに勝手にパイ○ダーオンするマジン○ーとか見ているだけで感動モノだったな
そんな感じで各々自由に過ごしいよいよ進退を決める最終会議が始まった
「どうやるか?は置いても折角此処まで来たんだから最後までやり遂げたい」
開始5分で採決は取れた
「でな、俺に試したいアイデアがあるんだよ」
ガイジさんが提案した方法はある意味常識外れである意味反則的な裏技だった




