ん?
迷宮は攻略しなきゃならないという前提はない
冒険者達だって旨味が少なく危険だらけの迷宮を踏破したとして貰えるのは「凄いね」的な名声のみだ
そんなモノは兵隊達にやらせれば良い
俺達はあくまでも調査がメインなので辛いならその時点で切り上げれば良いだけだ
収穫が少なくてもそれは運、それも承知の迷宮探検なのだ
「…ヒロシ君は時々誰かに対して語り口調になってる感じだけど…何で?」
「イマジナリーフレンドに話しかけてるんです」
「…ヤバいわね…」
初音さんのツッコミを華麗に躱して一応先に進む
ゴーレムの比率が高い様なら撤退、それ以外で進めそうなら前進という方策になった
。。。
「ねぇ、ヒロシ君…」
「ですよねぇ?」
「何だよ、2人だけで納得しあいやがってよ!?」
初音さんが呆然とする気持ちは分かる。7階の岩塊ゴーレムを倒して8階に移動したらゴーレムの種類が変わった
岩塊から金属へ、しかも何故かロボットアニメに出て来る著作権的に伏せ字を多用しなくちゃならない別の意味で厄介な魔物がフロアのあちこちで蠢いている
「マジ○ガーシリーズに鋼鉄○ーグ…あっちにはガン○ムとか…色んな意味でヤバいね…」
そう、こんなゴーレム達は文字的には伏せ字で誤魔化せるが(億が一アニメ化)なんて事になったら即改変必須な凶悪なフロアなのだ
「超○金って事はない…」
「初音さん!それも恐らくパテント的に地雷です!」
「…お前ら…この階に来てから何かおかしいぞ?」
極悪だ…このフロアは著者も作品にも地雷源なだけじゃなくパーティーの仲間達との関係性にも溝を生み出すとは…
「ビルさん、このフロアはなるべく戦闘を避けて先に進む事を最優先にしましょう!」
「ん?ヒロシがそんな真剣に意見を出して来るって事はあの魔物達は相当危険なのだな?
…良し、ではこの階はガイジに張り切って貰うか」
「かー!俺のミジンコみたいな魔力で全員隠しおおせるかね?」
「パーティー全員どころかこの世界(作品)の命が掛かってるんです。お願いします!」
「…そんなにヤバいのかよ!?…チッ、しゃあねぇなぁ!」
ガイジさんはパーティー全員に隠密スキルを発動して次の階に続く階段を目指して最短で移動し始めた
唯一の救いは巨大ロボットを無理なく動かす為なのかこのフロアは柱が一本もなく目標の階段までは遠すぎて霞んではいるが目視出来ていた事である
無事巨大ロボットゴーレムの跋扈するフロアをやり過ごし9階に移動した時には少ない魔力を空にする程頑張ってくれたガイジさんが気絶するというハプニングに見舞われたが彼の犠牲により世界(作品)は救われたのだった




