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ゴーレムは固かった

迷宮内の片隅で一泊した俺達は準備を整えていよいよ先にいるであろう大物退治をする事になった


「気配的には巨体系だけど…何だろうな?」


シーフのガイジさんは斥候となって先頭を歩いていく


「亜種のミノタウルスを追い出す位だから相当強いかもね」


昨日あっという間に倒したミノタウルスの亜種も奇襲だったから瞬殺出来たのであって本来なら上級の冒険者数名でないと手こずる相手だった

それを追い出す位だから…って判断なんだろうけどフラグになるからあんまり吹聴しないで欲しいな…


「っ!いたぞ!」


ガイジさんの言葉で目線を前に向けると…角張った岩の塊が軋む音を響かせて動いていた


「チッ、ストーンゴーレムかよ」


「何故舌打ちを?」


疑問に思った事をビルさんに問うと


「アイツは固いだけで素材も取れない、厄介者なんだよ」


「なるほど」


岩を持ち帰っても誰も見向きもしないもんな…


!!グオッ!!


今回は敵に此方の存在を気付かれてしまった


ズズン、ズズン、ズズン!


鈍重だが迫って来る岩の塊は迫力がありすぎる


「チッ、初音とウィスは魔法攻撃!俺とガイジは護衛、ヒロシは遊撃で倒せるだけ倒してくれ!

斬撃や刺突はダメだ!衝撃波を使った打撃で手足を狙ってくれ!」


「「「「了解!」」」」


ストーンゴーレムは物理攻撃に滅法強い、魔法使いがいれば炎で体を脆くさせるか水で脆い部分を崩す、風で塵化させて体を削るか土系で地面に埋めて動きを封じるかと言った感じで攻撃していく


魔法を使えない俺は近接戦闘でツッコミスキルによる衝撃波攻撃しか通じないのだ


「(なん)でやねんっ!」


ゴウーーーン!


「固っ!?」


ゴーレムの胸部を裏拳で殴りつけたら鈍い音しか返って来なかった


仕方なく手足の関節に衝撃波を通してもぎ取る作戦に切り替えた


「ウォータージェット!」

「ウインドシザーズ!」


女性陣の魔法攻撃は効果的にゴーレムの手足を無力化していってる


(やっぱ魔法って便利だな…)


おっと、今は羨んでる場合じゃない

俺はゴーレムの目鼻にバールを突っ込んで拗る攻撃と衝撃波を多用して何とか2体を倒した


女性達は4体、これで全滅だ


目の前に積もる岩の塊に全員がため息をつく


「この先全てゴーレム系なら…帰ろう。労力と命の無駄だ」


「「「「賛成」」」」

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