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予想的中

俺達は死者から遺品を回収し、可能性は低いがこの場にいない生存者を捜索する事にした


遺品についてはギルドに回収した経緯と人体的特徴を報告し、その場で鑑定して貰う

その後遺族が引き取りにくれば鑑定で出た額の2割を、来なかったら3年の猶予期間を設けて回収した者に戻される


金額の問題ではなく同じ冒険者として道半ばで倒れたとしても家族の下には帰してやりたい、気持ちは同じなのだ


勿論回収する余裕がない場合はスルーも已む無しだがその場合でもなるべく死体は処理する事を推奨される


アンデッド化対策の為である


暫く周囲を探索したが行方不明者はなかなか見つからない


「襲われない様に遠くに逃げたか何処かに隠れているのかもな」


ガイジさんの策敵能力だけが頼りだ

先を行くガイジさんが無言で手を上げた


「…ダメだな。食われてる」


柱の陰から前方を見るとミノタウルス数頭が奪いあう様にして人肉を貪っていた

腕を千切り腹にかぶりつきながら咀嚼音だけが周囲に流れている


「1、2、3体か、どうする?」


「勿論倒すさ。ヒロシ、初音、2体任せても大丈夫か?」


「多分」「了解」


「俺達は残りを潰す。人肉を食ってるし亜種ってのは間違いない、気を付けてくれ」


「「「「「OK」」」」」


ミノタウルスは草食(?)だそうで本来肉は食べない。

人や魔物を襲うのは食欲からではなく強い縄張り意識からだそうだ

目の前のミノタウルスはガッツリ貪ってるし何か普通の個体と違うのだそうでより注意深く倒していかないと手痛いしっぺ返しを食らいそうだ


食事に夢中になっているミノタウルス達の背後に回った俺と初音さんは柱の死角を利用して出来るだけ接近をしておく

攻撃はいっぺんに、一気に行うのが鉄則だ


初撃に必殺の攻撃が出来る様に準備してビルさんの号令を待つ


「ゴーッ!」


合図を受けて全員が一斉に飛び掛かる


初音さんは剣でミノタウルスの首を一刀両断

俺は和製スピアーという名のバールで脳を串刺しにした


能力を得た今ならある程度の武器は扱えるとは思うんだけど…慣れたせいかバールがしっくり来るんだよね、予想以上に万能だし


今では予備も含めて二刀流です☆


ビルさんの所はビルさんが斬撃、ガイジさんが棒手裏剣、ウィスさんは防御結界で守っていた


順調に3体を倒した俺達は次いで素材と遺品の回収に移る

食い散らかされた遺体からは壊れた腕輪のみ回収出来た

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