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揃ったので改めて

ガイジさんが復帰した事でフルメンバーでの再突入となった


ビルさんにさっきの瞬間起動の一件をバラされガイジさんに散々からかわれたお陰か緊張も解れ

探検自体も大した接触も起きずに初日は終了した


宿に戻りガイジさん分の追加料金を払った後、併設された食堂に向かうと帰還した冒険者で溢れかえっていた


「これじゃ暫く食事も出来そうにないな…此処のギルドは酒場もあったか?」


「えぇ、確か」


「じゃあそっちで食べよう」


まだまだ開発途中のこの一帯は食事がとれる場所が限られている

ギルドの建物に入ると同じ様に混んではいたが何とか席は確保出来そうだ


「人数分のビールと食事を頼む」


「畏まりましたー‼」


家電がある弛い設定のお陰で冷たいビールにありつけるのはありがたい

出て来る料理も食料流通事情が未発達なクセに水準が高いので現代っ子(?)の俺でも抵抗なく食事を楽しめるのだ


「それでどうだった?」


ガイジさんは初迷宮の感想を俺に求めて来た


「そうですねぇ…まだ実感は湧かないです」


「それもそうか、何せ一回小物に遭遇しただけだったしな。だが深く潜ればそれなりの注意が必要だぜ?」


ウィスさんと会えた事が嬉しかったのかパーティーに合流出来た事が嬉しかったのかガイジさんは上機嫌で先輩風を吹かせている


「は、肝心な時に役に立たなかったアンタが偉そうに意見垂れても響かないわよ!ねぇヒロシ君?」


「は、はぁ。。。」


ヤバい、夫婦喧嘩に巻き込まれそうだ…


「ウィスぅ~…根に持つなよ…悪かったって反省してるんだからさ」


「まぁそう責めてやるな。ガイジだって悪気があった訳じゃないんだしな」


ビルさんがフォローを入れていたがウィスさんはいつの間にかビールをがぶ飲みしていた様で目が座っていた


「昼間も頼りない、夜は役立たずじゃこれから思いやられるわー」


冗談とも本気ともつかない棒読み攻撃にガイジさんの心はポッキリ折れたようだ


「ちょ、…言い過ぎだろ…?」


ドンッ!


ウィスさんは飲み干したジョッキをテーブルに叩きつけて叫んだ


「ヒロシ君なんかちょっとムラムラしただけでカチンコチンになって羨ましいわ!」


ちょっ!?ウィスさん俺を巻き込んでこっ恥ずかしい過去を抉らないで!?


ウィスさんの爆弾発言にガイジさんは勿論俺も心を折られ周囲に笑い者にされながら夜が更けていった

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