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信賞必罰 part2

俺の頑なな態度に村長は顔を青褪めさせる


「良いですか?僕達は見返りも期待せず貴方達の今後を憂い助力までしました。

なのに貴方達の誰かはそれに飽きたらずガイジさんを惑わせ、囲いこもうとまでしていました

これは信頼関係に於いて重大な約束違反ではないですか?」


「…」


「官兵も呼べず野盗達のなすがままに蹂躙されて来た村を僕達はどうにか救おうとしていましたが…これ以上は貴方達で処理して下さい」


「そんな…」


「信頼を裏切ったのは僕達ではなく貴方達です。犯人が誰かは問題ではありません」


冷たい言葉だが裏切ったのは村民達だ

善意を仇で返す人間まで救う義理はない


「…はっ!もう残党は残り少ないんだ!後は俺達だけでも退治出来るぜ!」


「ユバン、お前まさか…」


突然後ろに控えていた若者が俺達の助力は不要だと言い始めた

ウィスさんに言い残す所を見せようと張り切っていたガイジさんを魅了のスキルで籠絡し、自分達の思うがままに動かそうとした犯人はどうやら彼の様だ


「そうですか、では僕達は官兵達が到着する前に出発させて貰います。後はご自由に」


「けっ!そうかよ!出てけ出てけ!」


「ユバン!貴様!恩人に対して何て事を…」


「知るかよ!騙される方が悪いんだよ!」


「言いたい事は終わりましたか?」


「ん?もっと罵倒して欲しいのか?」


「言い忘れてましたが前回倒した野盗と今回捕縛した残党の数では最初に襲って来た数とは合いません

恐らくまだ行っていないアジトには70人程度の残党が潜んでおり今日の捕縛劇で仲間奪還に燃えている筈です」


「…え?」


「残党達が復讐に来るのは多分今夜、官兵達は間に合いません」


「そ、そんなのは只の脅しだ!」


「どう取ろうがご自由に。僕達には既に貴方達の行く末は関知する所ではありませんから。」


呆然とする村長と悪態をつくユバン、だがもう手遅れだ


「今この話を貴方達にしたのは礼を失した貴方達への僕達なりの返礼です。

ユバンさんでしたっけ?貴方の様な失礼な人間には堕ちたくありませんからね」


「。。。くそっ!」


「ですので僕達からの最後の警告です。今夜までに村を棄てて下さい、命を取るか村と共に死ぬかどちらを選べば良いのかはお分かりでしょう?」


「では俺達は失礼する」


村人達の嘆願を無視して俺達は出発した

その後の噂で逆襲にやって来た残党達に多くの村人が殺され捕縛されていた野盗達も解放されたそうだ

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