信賞必罰 part1
ビルさん達と捕縛した残党を引き連れ村に戻り尋問をしているとガイジさんがウィスさんを連れて戻って来た
「あっ‼ウィスさん見つかったんだね?」
初音さんがウィスさんの下に駆け付けてお互い抱き合っている
「迷惑かけてゴメンね、大変だったでしょ?」
「ううん、ガイジさんが悪かったんだもん仕方ないよ‼」
「初音ちゃん、迷惑掛けて本当に申し訳なかったな」
ん?何かガイジさんの顔がやけにサッパリしているな…もしかして上手く纏まったのかな?
「ビル、ヒロシ!」
「おう、全く迷惑な奴だ」
「お帰り、ガイジさん」
「ヒロシのお陰で目が覚めたよ、んでついでと言っては何だが告白しちまった」
「上手く行ったんですね?おめでとうございます!」
「えっ!?もう許しちゃったの?ウィスさんも甘いんだから~」
「あはは…こんなダメ人間放置しておくと人様の迷惑だからね」
「そりゃそうだ!ワハハハ!」
揉めたけどなるようになって本当に良かった
「ヒロシ様、野盗のアジトは残り1つらしいです」
「そう、ありがとう」
村人も尋問に協力して貰っていたのだが思ったより残りアジトは少なかったらしい
「あ、ついでに打ち合わせしたいから村長さんと責任ある人集めておいてくれるかな?」
「はい!」
ここの村人達にはお灸を据えておかないとダメだ
他力本願なのは仕方ないとしても折角手を差し伸べた人を魅了とか使って惑わせるなんて下手な野盗より質が悪い
「…ヒロシ君、何か悪い顔になってるよ?」
「大丈夫。信賞必罰、人を惑わせた罪は償って貰わないとね」
全ての野盗の尋問を終え残党達の数と残りアジトを把握したと報告があったので官兵がいる場所に人をやって貰った
その夜、村長を含む数名と俺達で最終的な話し合いの場を持った
「皆様、この度は私達の願いをお聞き届け頂き感謝に堪えません」
村長達の心からの感謝の言葉にも俺は表情を変えない
「…あの…何か不手際でも…」
「ええ、今皆さんに集まって貰ったのも実はその為です」
「そんな…」
「僕達は偶然とは言え野盗を討伐し、貴方達の要請を受け入れ残党狩りに協力しました」
「ええ、ですから感謝を…」
「なのに我々のメンバーに魅了のスキルを使い惑わせ仲違いさせた人間がいます」
「そ、そんな…」




