安請け合い
「どうせ慌てる旅でもねぇんだ、たまには人助けってのも悪くねぇだろ?ビルぅ~」
ガイジさんはビルさんに媚びている
流石に1人では退治が出来ないから早速下手に出てるよ…
「…仕方ない、ヒロシ達はそれで良いか?」
「はい」
「まぁ袖すり合うも多少の縁って奴ですね。放置して死人が出ても寝覚めが悪いですし」
「あ、ありがとうございます‼」
「ありがとう」「ありがとう」
「ほらな?俺が頼めば嫌とは言えねぇんだよ」
「ガイジ様ぁ~‼」
「…ちょっとガイジさん、こっちに来て。」
「っ!!ちょっ、ちょっと待ってな‼」
「はい、ガイジ様☆」
ウィスさんがガイジさんを呼びつけて建物を出て行った
。。。
「○△■★○◆っ!」
バキッ!ドゴッ!ガラガラガッシャーンッ!
。。。
…ギィィィ~~~~…
「きゃあ⁉」
「ガ、ガイジ様っ‼そのお姿は…」
「アフャフャ、ひょっとひはふーふへんはっへやふは」
(訳;あはは、ちょっとした夫婦喧嘩ってヤツさ)
一瞬で大怪我を負わされて帰って来たガイジさんと違い加害者であるウィスさんは夕飯時が過ぎても帰っては来なかった…
村長に空き家を紹介されそこで一晩過ごす事になった俺達は寝ずの番から解放されて酒を酌み交わしていた
「…帰って来ませんね…」
「…ああ…」
「帰って来ないわね…」
「うん…」
夕飯時が過ぎ就寝時間になってもウィスは戻って来なかった
だらしないガイジさんに呆れて帰ってしまったのだろうか?
「きゃあ♪ガイジさんったらぁ‼」
「ウヘヘ、良いではないか‼」
俺達がウィスさんの心配をしている最中、ガイジさんは村娘達に囲まれてウハウハしていた様だ
「…チッ、俺は先に寝かせて貰う!」
ビルさんは呆れてふて寝を決め込む様だ
「ヒロシ君、私も寝るね」
初音さんもガイジさんを見限った様だ
…こうなりゃ俺がガイジさんの目を覚まさせるしかないか…
「よーっす!ヒロシ君、調子はどうだね?」
酒を飲んで良い気分なのかガイジさんが上機嫌で近寄って来る
「皆、ちょっとガイジさんと話があるから、ごめんね?」
ガイジさんの両腕に巻き付いていた村娘達を追い返すとガイジさんを椅子に座らせた
「ちぇっ‼何だよヒロシ、俺がモテてるんでヤキモチかぁ?」




