野盗の親玉を生け捕り
迎撃自体は20分程度で終了した
頭数的には200名を越える規模の大きい野盗達だったが半数程度があっと言う間に殲滅されて怖じ気づいたのか、他は散り散りに逃げて行った
「で、お前は野盗の親玉だな?」
「けっ、知るかよ!」
目の前で簀巻きにされているこの男、丘の中腹位で陣頭指揮をしていたので初音さんが生け捕りにしていたのだ
どうせ官兵に突き出されれば処刑されると腹を括っているのか、なかなかにふてぶてしい態度だ
「お前の可愛い手下共はお前を置き去りに逃げて行った訳だが…そんな手下達にも義理を通すのか?」
流石ビルさん、相手の痛い所を突いてこの際だから逃げた野盗達の情報も聞き出そうとしているらしい
「はっ、どうせ俺は打ち首獄門だ!話そうが黙っていようが関係ねぇんだよ!」
親玉も流石で一歩も引かない
「そうか…残党の情報を話せば官兵に具申して情状酌量を願ってやろうと思っていたが…無駄な様だな」
「へっ、こちとら野盗に成り下がった瞬間に覚悟は出来てるぜ!」
「分かった」
…シュッ、チン。。。
ブシュウゥゥゥ~~~
ビルは居合い抜きみたいな技法で一瞬にして剣を抜くと鞘に剣を納めた
親玉はきっと斬られた事にも気付かずに絶命しただろう
捕まれば処刑は確実、時間と手段の違いしかないのだ
「良し、装備を剥ぎ取って処理しよう」
俺達はサクサクと野盗達の装備を剥ぎ取りウィスが積み上がった野盗達の死体を焼き払う
この世界の人の命は軽い。
死体の処理を済ませ馬達を呼び戻すのに二時間程無駄にしてしまった
予定ではもう少し先の街まで行ってから泊まる事にしていたが日暮れ迄には時間もないし手前の村に一泊する事にした
「かぁ~、ショボい村だなぁ…」
ガイジさんが悪態をついているが確かに寂れ放題な村だった
多分あんな大きい野盗グループが跋扈していたから村にも被害が及んでいたのだろう
村人は家の中から俺達を遠巻きに見つめているだけだった
こんな所にギルドなんてなさそうだけど…と思っていたらこういう所は教会がギルドを兼任している事が多いらしい
また1つ勉強になりました
「誰かいるか?」
ビルさんが教会の扉を開けて中に問いかけている
。。。
誰もいなさそうだ…
「やむを得ん。今日は教会の中を借りて素泊まりしよう」




