此処は迷宮デビューでしょう!
「あ、これが良いな!」
数々の依頼書の中に漢の浪漫とも言える依頼があったのでいの一番に提案する
「ん?…なるほど、迷宮調査依頼ね。良いんじゃないかしら?」
初音さんも賛成してくれたので早速登録手続きを進めた
この依頼は定員制でもなく期間も設けられていない
依頼を受領して登録をしておかないと万が一全滅した際に行方不明者扱い=捜索の手間が発生する為に手続きはしておかなければならないのだ
契約内容を確認してカウンターを離れ隣の酒場で朝定食を注文する
ついでに気前よく朝から酒を飲んでいた冒険者達に酒とツマミを驕ってあげた
登城の時には慌ただしくて触れなかったが毒団子の後始末で得た素材は全てピッチュ王勅命で御用商店が高値で買い取ってくれた
ドラゴン20体の素材から始まって大量の魔物素材は恐ろしい金額に膨れ上がり
初回に得た金額の約13倍もの利益をもたらした
金貨6900枚の13倍、89700枚もの金貨である円換算で約900億近く
ビリオネアどころかトリオネアに近付きそうな勢いだった
とは言え使い道もないから結局ギルドに貯金したんだけどね
余談は程々にして本題の依頼内容について初音さんからレクチャーを受ける
準備しておく物、心構え、etc.
普段シェイドのメンバーと様々な依頼をこなしている初音さんは俺の恋人でもあり冒険者の師匠なのだ
「師匠!勉強になりますっ!」
「やめてよ…恥ずかしいじゃない…」
困惑する初音さんも可愛いくてちょっと意地悪して敢えて師匠と呼んでいると
ガイジさんがギルドにやって来たらしい
「よお、何の悪巧みだい?」
「悪巧みって…ただ迷宮デビューをしようと思ってレクチャー受けてただけですよ」
「おー、確かにヒロシは強くなったからなぁ」
「ところでウィスさんとは上手く行ってます?」
「んー…まだあんな事になってから日が浅いからな…ちょっと気まずい空気が流れてる真っ最中だぜ…」
「このチャンスを絶対モノにして下さいねっ!」
「おうよっ!って…話は変わるがその迷宮調査に俺とウィスも加えてくれねぇか?」
「え?シェイドの活動は良いゆですか?」
「何だかなぁ…あれから男共がギクシャクしだして依頼も受けられる状態じゃなさそうなんだよ…」
…やり過ぎたか。メンゴ☆




