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王様との謁見 part13

世間知らずの坊っちゃん王に釘を刺し傲慢な騎士達をぶっ飛ばした上に日和見側近達を人身御供にしつつも最後にちょっと王様を持ち上げて難を逃れる作戦は全て俺の思った通りに上手くいった


よもやこの一連の行動が行き当たりばったりの辻褄合わせだとは気付くまい。

ツッコミスキルは細分化すればハッタリも含まれると理解した上での行動だった


俺の予想ではこれであの坊っちゃん大王は俺を信頼まではしなくとも今後無茶振りはしなくなるだろう

まぁこれも結果が好転しただけでその実例の毒団子事件をうやむやにしたかっただけなんだけどね。


王様と騎士達に謝罪までさせて堂々と城を立ち去る事にした

馬車の中では初音さんやビルさん達に滅茶苦茶叱られた


俺1人に任せたとは言え最悪処刑されていたんだぞ!と


まぁ確かに暴挙ではあったが王様のご機嫌を伺ってありもしない英雄譚を飽きる迄話し後に嘘だとバレるよりはリスクは少ないのだ


このまま宿に戻ったとしても反感を抱いた騎士達の夜襲に遭ったら目も当てられない

なのでそのまま王都を離れるべく御者さんにそう伝える


「お待ち下さい!陛下より是非ともヒロシ様達をお引き留めしろと命が下りまして…どうか宿の方にお戻り下さいとの事です!」


あら?ちょっと薬が効きすぎたかしら?


あまり突っ張って王都を脱出してしまうと余計な禍根を招きそうなので「渋々」と言った感じで宿に戻る


本当は俺達を興味本位で呼びつけた王様に深く失望してるんだよ?という体を装いながら


宿に戻り夕食をとろうと特別室の広間に集まるとソコには1人のガキんちょと数名のマッチョが待ち受けていた


「ヒロシ殿、余を許してくれ。思い上がった騎士達には訓戒し余を盾にして身を守ろうとした側近達は厳罰に処した」


ふむふむ…


「ヒロシ殿、いや!ヒロシ!是非余の友になってくれぬか?」


え?何処からそんな答えに結び付いた?

だけどこれを断ったら面倒臭そうだな…


「父上が崩御して幼い余が即位してからはあの愚かな側近共に騙され傀儡と化しておった

それを教えてくれたヒロシと誼みを結びたいのだ!」


「…分かりました。でも陛下が間違っていたらまた諫言しますが宜しいんですか?」


「お互い対等に意見を述べあう、それも友であろう?」


「ですね」


こうして俺は王様と友達にさせられた

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