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初音さんの家で厄介になる

「此処が私の家。さぁどうぞ」


「あ、お邪魔しまーす」


…そういえば初めてだな、女性の部屋に招かれたのは…

本当ならはしゃぎまくりたいのに何故だ?何故カミングアウトしてしまうのだ!!


「へ、へぇ~…綺麗にしてるんですね?」


「でしょ?やっぱり女性として転生したからには身綺麗にしておかないとねっ」


「あはは。。。」


「何飲む?コーヒー?紅茶?えっと…コーラがあったかな?」


コ、コーラって!!

異世界設定に炭酸飲料とかないわぁ~…ってオイオイ、何普通に冷蔵庫からコーラ出してんの?

中世設定に白物家電とか…緩すぎて…ないわぁ~…


バタンッ


「コーラで良いよね?」


「あ、はい…」


「アハハ、冷蔵庫とかコーラとか異世界気分台無しだよっ‼って思ったんでしょ?」


「はぁ。」


「私も初めはゲンナリしたけどラノベやゲームみたいに生活レベルまで中世設定じゃぬるま湯に浸かった日本人は殆ど耐えられないわよ?」


「…そんなモンなんですかね?」


「そうよ、だってテレビとかゲームとかスマホないと耐えられないでしょ?」


「えっ!?。。。あるんですか?」


「あるわよ、勿論。」


緩い!緩すぎる!


「そんな憤りもこの世界に慣れてきたら感謝するわよ。

だって便利な文明社会からいきなり原始的な生活に叩き込まれたら現実じゃ耐えられないわよ?」


。。。そうか、そうだよな…


キャンプ慣れでもしてなきゃいきなり大自然にサバイバル生活とか…無理ゲー過ぎるわ…


「あ、そうそう!此処のお風呂はみんな温泉ね?あと食べ物は普通に日本食。村にはないけど街に行けば普通にコンビニやファミレスとかもあるから

服装も設定に拘らないならユ○クロとかG○Pとかあるから」


。。。夢も希望もないな


「え…じゃあ何でも揃ってるんですか?」


「うーん…家電とか食事は日本と同じだけど一応飛行機や自動車とかミリオタが喜びそうな武器とかはないわね

良く分からないけど最低限のボーダーは何とか守ってるみたいよ?」


…ボーダーってのが良く分からないけど…一応ギリギリのラインで中世設定が守られてるって事かな?


「あの…」


「何?」


「さっき魔物とか魔法とか…」


「うん。ソコだけはファンタジー設定が守られてるから。ゲーム感覚で楽しんで、って私が管理してる訳じゃないけどね♪」


うん。こうなりゃこの世界を満喫しよう。

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