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王様との謁見 part11

俺の安い挑発にピッチュ王の側に控えていた騎士達が色めき出した


「ヒロシ!」「ヒロシ君!」


初音さん達は俺の豹変ぶりにどれだけ怒り心頭なのかを察したらしく必死に止めようと声を張り上げている


正直もうどうでも良い。


この世間知らずな坊っちゃん王、それに甘んじる馬鹿臣下

どうせ先祖が血反吐を吐いて築いた立場に胡座をかいて自分が絶対強者だと驕ってるんだろ?


俺はお前らの見世物じゃねぇんだよ

こうなったら一国を潰すつもりで抗ってやる


沸々と沸き上がる怒りに何とか自我を保とうとしていると

いつの間にか訓練場に数十人の騎士達が降りて来て俺を取り囲んでいた


「貴様!王の御前で不遜な言動を!許さん!」

「我等ロッテンマイヤー騎士団の名に掛けて貴様を誅する!」

「どれだけ強かろうと我々の忠誠は些かも崩れん!」


「は?お前らはたった一人に対して取り囲んで突っ掛かるのが騎士道なのか?

さっきから手合わせと言っておきながら殺意満々なのを気付かないとでも思ってるのか?」


「ぐっ!?」「貴様っ!」


「どれだけ正義を振りかざしても大勢で囲んだ時点で公平とは言えねぇんだよ

この国の忠誠心とは寄って集ってなぶり殺しが正義なのか?」


「貴様ぁ!言わせておけば!」


…よし、これで言い訳は成立だ


怒りに我を忘れて一斉に飛び掛かって来る騎士達に裏拳から生じる衝撃波を叩き込む


中距離から突撃してきた騎士達は俺に近付く事も叶わず吹っ飛ばされて壁などに叩きつけられる


完全に怒りに我を忘れた体で動いているが騎士達は殺さない程度に加減して倒す


見えない衝撃波を何とか躱して接近して来る騎士には小手返し等を使って転がしておく

起き上がりざまに加減した裏拳で止めを刺して意識を刈り取っていると後列にいた騎士の一団から火の玉やら岩の塊が飛んで来た


どうやら魔法騎士みたいなのが混じっていたようだ


そこまでやるなら、と裏拳の衝撃波で魔法攻撃を両断し、その隙をついて即座に接近

ちょっと火の粉が熱かったので腹いせに魔法騎士達の鎖骨を鎧ごとへし折った


自慢の騎士達が為す術もなく倒されていくのを甘々坊っちゃん王は何も言葉を発せずに傍観している


数分後訓練場に1人仁王立ちしていたのは勿論俺だった

さて、落とし処をどうつけよう?

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