王様との謁見 part7
「流石王様の居城、調度品が物凄く立派だね」
「ヒロシ様はお目が高い‼此方の品々は二代ロッテンマイヤー王が集めた匠達の。。。」
ん、地雷を踏んだ。
サラスさんがつらつらと調度品や美術品の説明をしながら城内を歩く
俺は既に白目に近く追撃を避ける為に目を初音さん達の方へ逸らすが誰も目を合わせてくれなかった
「皆様、謁見のお時間になるまで此方の控え室にてお待ち下さい。準備が整いましたらお呼びにあがります」
俺達を控え室に案内するとサラスさんは部屋を出て行った
「かぁ~、流石謁見ともなると段取りが面倒臭ぇなぁ‼」
ガイジさんは悪態をつきながら高そうな椅子にどっかりと座り込んだ
「仕方ないさ、ロッテンマイヤー家と言えばこの大陸でも一番の王族だ。この程度で謁見が叶う方がそもそもおかしいのだ」
ビルさんが言うには通常此方から閲覧を所望しても余程の伝がないと一年二年はざらに待たされるそうだ
貴族の伝があったとしても最短で3ヶ月は待たされるというから今回の召喚が異常だったらしい
控え室で小一時間程待たされてやっとサラスさんが呼びに来た
「お待たせ致しました。では謁見の間にご案内致します」
サラスさんの後について長い廊下を歩いていくと甲冑の騎士達が等間隔で並んでいる
(この騎士達は一日中此処を警護してるのかな?…トイレとか食事とかどうしてるんだろ?)
等とボンヤリ考えている間にどうやら謁見の間の扉の前に辿り着いてしまった様だ
「冒険者ヒロシ、初音、パーティーシェイド一行。謁見に参上致しました‼」
サラスさん一世一代の見せ場なのか?凄い声量だ
重々しい音と共に開く扉の先には今までと違う色形の甲冑を来た騎士が剣を捧げている
凄まじい迄の権力アピールに戦くどころか逆に呆れてしまった
「皆の者、上段迄進むが良い‼」
恐らく近衛兵なのだろう、黒い甲冑に身を包んだ騎士が声を張り上げた
挙動不審にならない様にゆっくりと上段迄進んでビルさんに教えて貰った様に片膝をついて俯く
「良く来たな!余がピッチュ・フォン・ファンデンブルグ=ロッテンマイヤー18世であるっ!」
出た!一発で覚えるのが難しいフルネームだ
「初めまして。ヒロシです」
「初音です」
「ビルです」
「ガイジです」※以下省略
「そうか!では早速此度の討伐の話を聞かせてくれ!」
…いきなり本題に来たよ…
しかも目がキラキラしてる…




